となりの翔太くん。 (ページ18)

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2日後。

私はいよいよ体調を崩した。

『はい、はい…失礼します』

会社に休むと連絡したあと、ふらつきながら玄関に向かう。

薬と、何か水分を買わないと…

外に出る。

すると、めまいに襲われて私はその場にしゃがみ込んだ。

やばい…かも。

ガチャ、とどこかのドアが開く音がした。

直後、私は意識を失った。

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目が覚めると、自室のベッドの上だった。

私…外で…

渡辺「大丈夫か」

翔太くんがベッドのそばにいた。

『翔太くん…！？』

驚いて体を起こす。

渡辺「外に出たら、Aが倒れてたから驚いた」

『それで、ベッドまで運んでくれたの…？』

彼は頷く。

渡辺「すげー熱だったし、これはまずいなって思って」

私の額には、冷えピタが貼ってあった。

『…ごめんなさい』

渡辺「とりあえず薬と飲み物買ってきた。飲めよ」

ほら、と渡される。

『いや、でも…』

渡辺「飲め」

『…うん』

薬を飲む。

渡辺「そして寝ろ」

そう言われ、私は横になる。

『翔太くん仕事は…？』

渡辺「今日は休み」

『…そっか』

渡辺「まったく、せっかくの休日だったってのに」

彼は床に腰を下ろす。

『それは…申し訳ない、です…』

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