となりの翔太くん。 (ページ1)

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隣人ページ1

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その日は休日だった。

呼び鈴が鳴って、部屋のドアを開ける。

そこには小柄でパッチリとした目の男性が立っていた。

佐久間「やっほー、元気～？(笑)」

『さっくん！(笑)』

いぇーい、とハイタッチをする。

佐久間「観たいって言ってたアニメのDVD、持ってきたぞ！(笑)」

『やった！入って入って！(笑)』

佐久間「おじゃましまーす。うわ～久しぶりだわ～(笑)」

彼は佐久間大介。

もともと実家同士が近所で、昔からよく一緒に遊んでいた。

いつも明るくて、優しくて、アニメの話を始めると止まらない人。

ひとりっ子の私にとって彼は兄のような存在で、なんでも相談していた。

お互い社会人になった今でもこうして会っては一緒にアニメを観たりして仲良くしている。

『やっぱりこのアニメ面白いね(笑)』

佐久間「だろー？(笑)」

『あ、お昼ご飯どうしよっか』

佐久間「俺はなんでもいいけどな」

『じゃあ食べにいかない？あのお店のランチ！(笑)』

佐久間「そうしようぜ！Aあそこのランチ大好きだもんな～(笑)」

『じゃあ決まりね、行こっか(笑)』

靴を履き、外に出る。

すると、引っ越し業者の人達がとなりの部屋に荷物を運んでいた。

そういえば、今日からとなりの部屋に新しい住人が来るって大家さんから聞いていた。

どんな人だろう、男性？女性？

そのとき─────────────

渡辺「あ、それはこっちでお願いします」

見覚えのある人物が、顔を出した。

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