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*
ラウ「あー、幸せだなぁ。ずっとあそこにいた甲斐があった(笑)」
『…』
かわいい。
ハンバーグくらいでそんなに喜ぶなんて。
ラウ「あ、そういえば」
『ん?』
ラウ「Aちゃんがしょっぴーの元カノってほんと?」
『!!;』
飲んでいた水が気管に入る。
『ゴホッゴホッ!翔太くんから聞いたの?;』
ラウ「うん」
『…そうだよ。学生時代だけどね』
ラウ「しょっぴー、もったいないことしたよね。こんなに素敵な人を手放しちゃうなんてさ」
『…ううん、別れようって言ったのは私なの』
ラウ「しょっぴーがフられたんだ〜。それでももったいないのは変わりないよ」
彼はモグモグとご飯を食べる。
ラウ「だいたいしょっぴーは僕より子どもっぽいところがあるんだよね」
『例えば?』
ラウ「小学生みたいな口喧嘩するんだ。それで勝ち誇った顔してさ。相手は高校生の僕なのに大人気なさすぎ」
『ふふっ、翔太くんらしいな(笑)』
思わず笑うと、彼は私をじっと見る。
ラウ「Aちゃんって、そんなふうに笑うんだね」
『え?』
ラウ「笑ったらもっとかわいいね(笑)」
キラキラした笑顔を向けられ、私は動揺する。
『あ、えと…ありがとう』
ラウ「…でもね、しょっぴーには感謝してるんだ」
『感謝?』
ラウ「親が再婚して、いきなり年の離れた弟ができたらギクシャクしたりするのが普通だけど、しょっぴーは僕を実の弟のように接してくれたんだ」
『…そう』
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ayane(プロフ) - 翔亜さん» ありがとうございます! (2020年10月18日 11時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
翔亜(プロフ) - 楽しみにしてます! (2020年10月17日 22時) (レス) id: 068f257b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayane | 作成日時:2020年10月17日 7時