メロンソーダとマーマレード【abkj】 (ページ9)

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誤解ページ9

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阿部「ちょっと散らかってるけど、テキトーに座って(笑)」

その部屋はたくさんの資料が並んだ棚があり、私たちは机の近くの椅子に座る。

机の上にも資料がたくさん置かれている。

阿部「それで、用って何？」

ユキが私を肘で小突く。

『あ、えっと…昨日はごめんなさい！私…失礼な態度をとってしまって…；』

阿部「昨日？」

『私…安全メガネをかけた自分がいつもより増してダサく見えるのが嫌で…；』

阿部「だからずっと下を向いてたの？」

『はい…；』

阿部「そうだったんだ(笑)」

彼はニコッと笑う。

阿部「実は俺、何か嫌われるようなことしちゃったかなってちょっと考えてたんだよね(笑)」

『いえ！阿部先輩は何も悪くないです！；』

阿部「そっか、なら良かった。それに、安全メガネは誰が着けても同じだよ(笑)」

ユキ「ほら言ったでしょ(笑)」

『うん…(笑)』

謝ることができてよかった。

深澤「てか、阿部ちゃんこの2人と元々知り合い？」

私たちの後ろで話を聞いていたさっきの男性が言う。

阿部「そうだよ(笑)」

深澤「俺、院生の深澤辰哉。よろしく！(笑)」

いい人そうだ。

私たちはよろしくお願いします、と頭を下げた。

阿部「ふっかも俺と研究室なんだ(笑)」

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