メロンソーダとマーマレード【abkj】 (ページ26)

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一人暮らしページ26

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向井「頼む！」

『もー、課題溜めちゃった挙句テスト勉強もまともにしてないってどういうこと？』

向井「バイトが忙しかってん、ほんま一生のお願い！；」

こーじが期末テストの前になって私に頼み込んできた。

一緒に受けている講義の単位が危ういため、課題を手伝ってほしいのだという。

『でもタダでやるのもね～』

向井「わかった！今度何かお礼する！」

『ん～、しょうがないなぁ』

向井「よっしゃ！(笑)」

『じゃあ図書館行こ』

図書館に向かうと、テスト前なこともありラーニングスペースはいっぱいだった。

『別の場所さがす？それかどこかお店でも行く？でもあんまり集中できないか…』

向井「じゃあ俺ん家来る？」

『え？』

向井「俺ん家やったらここから近いし課題できるやん」

そうだ、彼は一人暮らしをしている。

『いいの？』

向井「かまへんで！(笑)」

彼はそう言うと、駆け出した。

『あ、待ってよー；』

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向井「ここが俺ん家」

小さなアパートの一室に入る。

『おじゃましまーす』

中は綺麗で、整頓されている。

向井「その辺に座って！…あっやべ；」

彼は干してあった下着を隠した。

ていうか私、男の子の一人暮らしの部屋に入るの初めてだ…

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