メロンソーダとマーマレード【abkj】 (ページ25)

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変化ページ25

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阿部「そういえばこの前、ふっかがAちゃんに偶然会ったって言ってたけど」

『はい、本屋で偶然(笑)』

阿部「うちの大学にモデルがいて、その人と知り合いらしいよって聞いたけど本当？」

『目黒くんのことですか？』

阿部「うん」

『はい。彼は友達の友達で、最近知り合ったって感じです(笑)』

阿部「そうなんだ」

ほら、想像したとおりだ。

ふっかのやつ、大袈裟すぎるんだよ。

『でも、それが何か？』

阿部「いや、なんでもないよ。モデルなんてすごいなって思って(笑)」

『阿部先輩もスタイル良いですから、モデルできそうですよ(笑)』

阿部「俺が？無理だよ(笑)」

『無理じゃないですよ！』

阿部「だって自分が最先端のファッションでポーズ決めてるところ想像したら笑っちゃう(笑)」

彼女はクスッと笑う。

『確かに、少し面白いかも(笑)』

阿部「ね？(笑)」

駅に着いた。

『ありがとうございました。本当に助かりました(笑)』

阿部「いいよ、これくらい(笑)」

『じゃあ私はあっちのホームなので失礼します(笑)』

阿部「またね(笑)」

ホームに向かう彼女を見送り、俺は反対方向へと向かう。

阿部「…かわいい」

そう呟いた自分に驚き足を止め、また歩き出した。

＊