メロンソーダとマーマレード【abkj】 (ページ12)

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デート？ページ12

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翌日。

昼時の学食は混んでいる。

ガヤガヤと騒がしい中、私たちもテーブルに座っている。

ユキ「阿部先輩とはどう？メール続いてる？」

『うん。頻度はそんなに高くないけど続いてるよ(笑)』

ユキ「あともう一押しね」

『えー、今で十分だよ；』

ユキ「もう、モタモタしてたら誰かにとられちゃうかもよ」

『そう言われても；』

あ、ねえ、と話題が変わる。

ユキ「そういえば、今日新しくできた駅前のお店に行こうよ(笑)」

『今日？…あー、ごめん、また今度；』

ユキ「何か用事？」

『今日はこーじにご飯奢ってもらう約束したの(笑)』

ユキ「こーじってあの関西弁の？」

『そう』

ユキ「この前も2人でどこか行ってなかった？」

『この前はお好み焼き食べに行った(笑)』

ユキ「なにそれデートみたいじゃん」

『違うよ(笑)』

ユキ「私、最初2人で並んで歩いてんの見たとき付き合ってんのかと思った」

『こーじは友達だよ(笑)』

ユキ「相手はどう思ってるかわからないよ」

『まさかー、こーじは社交的だからね(笑)』

ユキ「でも今学期も同じ講義受けてんでしょ」

『うん』

ユキ「しかも文系のくせに理系の教養科目だし」

『それは別にいいでしょ、他にもちらほら文系の人いるよ？』

ユキ「なーんか怪しいのよねその男」

『怪しくないってば(笑)』

ユキ「…ま、いいけどねー」

＊