メロンソーダとマーマレード【abkj】 (ページ11)

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あれから数日後。

阿部先輩とはそれなりにメールが続いている。

ほとんど講義の内容についての話だけど、それでも嬉しい。

向井「なんや嬉しそうな顔して」

こーじがとなりに座る。

"今学期も一緒に受けへん？"と彼に言われ、私は彼と同じ講義を選んだ。

『そう？(笑)』

向井「ええことでもあったんか？」

『うん、まぁそんな感じ(笑)』

向井「ふーん」

彼は私をチラッと見て、うーんと背筋を伸ばす。

向井「この講義も飽きてもうたな～」

『私は楽しいけど』

向井「俺には理系の講義はさっっっぱりわからん」

『じゃあなんで受けてんの？』

向井「それは…お前がおったら教えてくれると思って」

『教えられるところは教えるけど、自分で勉強しないと最悪単位落とすよ～』

向井「テスト前になったらAにマンツーマンで教えてもらうわ(笑)」

『えー』

向井「ほんなら飯奢るわ」

『いつ？』

向井「俺はいつでもええよ。明日は？」

『明日か。うん、いいよ(笑)』

向井「よっしゃ決まり！明日な！(笑)」

どの店にする？なんて言って私にスマホの画面を見せる。

『じゃー、ここ！』

向井「わざと高そうな店選んだやろ！」

『さぁねー(笑)』

＊