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恋愛温度差 vol.8 ページ35
チャンミン「はあ…」
何度目かのため息
ユノ「５４回だよ」
数えてたっ？！ しかもビミョーな数字
今日、夜の便で日本に帰ると言っていたA
僕が宿舎に戻る頃にはもういないかもしれない…
そう考えたら何も仕事に身が入らない
なんつープロ失格
僕ってこんなだった？
もっとクールに出来ると思っていた
仕事とプライベートを一緒にするなんて考えられなかった
Aと付き合っていくうちに
いろんな自分と出会う
僕ってこんなだったんだと改めて気付かされる
ＲＲＲＲＲＲＲＲ
繋がらなかった…
チャンミン「もう帰ったのか…」
足取り重く宿舎に戻る
ガチャッ
あれ？ まだ靴がある
チャンミン「A！？」
慌てて中へ入る
チャンミン「A！」
A「チャンミン？」
キッチンの下からヒョコっと顔を出したA
チャンミン「もう帰ったのかと思ってた」
A「ちょっとオカズをね作ったから、タッパに入れて冷蔵庫に入れておこうと思って よかった 帰る前にチャンミンに会えて」
ニッコリ笑うA
A「しばらく会えなくなるけど…ここに来てよかった なるべくメールも返す 電話も出る 次会える日、楽しみにしてる…」
そう言ってAからキスをしてくれた
それが合図かのように脱ぎ捨てられた服は僕の部屋のベッドまで続く
例のあの日の誕生の日
それは僕たちが初めて結ばれた記念すべき日…
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：bubu | 作成日時：2011年8月20日 0時
