告白の行方 vol.6 ページ22
A「チャンミンは…」
うん、僕は？
A「最初、Ｋ．Ｒ．Ｙ．のコンサートの時、睨まれて」
へ？
A「打ち上げの時は思いっきり握られて『ノコノコと、こんなとこに来てんじゃねーよ』って無言の圧力で」
違う違うっ 緊張し過ぎて思わず力が入っちゃっただけ
A「メールたくさん貰ったけど嫌われてると思ってたので何て返していいやらわからなくて」
なんでも僕は嬉しかったよ？
A「でも『日本に来るから会いましょう』ってメール貰った時は嬉しかったんだけど」
おおっ？！
A「東京じゃ無理だなーって思って」
そう！ 最大のミスだよっ
A「その後、一緒に仕事することになった時、食事に誘ってくれてすっごく嬉しくて楽しみにしてたけど」
ほんとに？！
A「でも行けなくなったって言われて」
ああっ！ 僕のつまらない嫉妬のせいでっ
A「社交辞令だったのに浮かれた私がバカだったなって」
社交辞令なんかじゃないよっ 本気も本気だよ！
A「リョウクにも、チャンミンはそんなこと思ってないからメールしてあげてって言われたんだけど」
え？ リョウクが？
A「私的にはチャンミンとメールするよりリョウクとする方が楽しくて」
おいっ！ ハッキリ言ってくれるなっ！
A「でも、こうして話している時、一喜一憂しながらコロコロ表情が変わるチャンミンを見て、この人と一緒にいたら楽しいだろうな、いつも笑っていられるかもって思いました」
笑顔を向けてくれたAの手を思わず握ってしまった僕
チャンミン「それなら自信あります 僕といたらAも僕も絶対楽しいはずです 間違いない」
『おーい さっきまでウジウジしてたのはどこのどいつだー』
なんて頭の片隅で聞こえる声は完全無視した
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：bubu | 作成日時：2011年8月20日 0時
