３０話 ページ34
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「だが、今の君は我々の敵ではないらしい。ならばここはひとつ、裏社会の住人同士仲良くしようじゃないか。我々はボマー同様、過去の仕事を引きずりはしないのだ」
「はあ・・・(先に仕掛けてきたそっちが言うなってかんじですけれど・・・)」
その男は『パイソン』と名乗り、元マフィアだと言う
そういう人は他にもいるらしく戦力になりそうだ
「・・・そういうこった。あながちただのチンピラってわけでもねえだろ？元マフィアだ、こいつらの戦いは役に立つ。そして筋は通す。腐っても、心で動ける人間だ」
つまり、どこぞの市長よりも全然信用できるというわけだ
「今回の相手は市長と警察のグルだ。もはや、こっそり忍び込んでどうにかするって規模じゃない。・・・戦争なんだよ。悪魔を巡った、権力のないクズと権力のあるクズのな」
ボマーはノエルに言う
「・・・カロンを助けたいなら、手段選んでんなよ。でかい敵と戦うなら、自分だけで解決すると思うな」
「(たしかにこれだけの勢力がそろっていればカロンの救出だって、不可能じゃありませんわ)」
そして、ここにいる人たち全員、バロウズ市長に利用された被害者
市長に恨みを持っているだろう
「たしかに、そのとおりですわ・・・ここまできたら、やるしかない！信じますわよ、ボマー・・・！」
「やっぱお前、男らしくなったなあ。決断力っつーか、思い切りがよくなった」
「褒め言葉になってませんわ！こっちもいっぱいいっぱいですのよ！」
「別に褒めてはねえよ。ただ、目的のために大胆になれる奴は嫌いじゃねえ。・・・それより、まだ準備は整ってねえぞ」
「え？」
「その大悪魔カロンは具体的にどこに捕らわれているか・・・すでにご存知なのかな？」
「・・・あ・・・そういえば、勢いでここまで来ましたけれど・・・さっぱりですわ・・・」
どうやら、ボマーを仲間にするのに必死で、忘れていたらしい
「ま、そんなことだろうと思ったぜ。お前ら、ここ数日の市の変化を探ってこい。いくらなんでも大悪魔を隠すなりゃ、形跡が残るだろ。バロウズが関わっている以上、場所は絶対に市内だ」
「了解だ、ボマー」
そう返事をしたのはパイソンだ
「君はせいぜい休んで、獄中生活で失った体力を取り戻したまえ。ただでさえ・・・しばらくその恰好だったんだろう？君の体力が心配だ」
「・・・うるせえ、余計なお世話だ」
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抹茶ラテ(プロフ) - スフィアさん» 本当ですか！？有難うございます！(T_T) (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - ありがとうございます！抹茶ラテさんの小説、今度見させてもらいます( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年3月11日 22時) (レス) id: 94d334dba8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 凄く面白いです！私も被虐のノエルの夢小説を書いています！ドレッセル兄弟推しです！(*^^*) (2020年3月11日 22時) (レス) id: 464cd51256 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - 嬉しすぎて禿げます(？)ｗ ありがとうございます！ (2019年11月9日 9時) (レス) id: 813c6134c7 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - やばいです 面白すぎて禿げます（？） (2019年11月8日 23時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スフィア | 作成日時：2019年4月3日 16時
