１６話 ページ20
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「さて、地図によれば・・・特別独房は敷地の奥、しばらく北ですわね」
「なるべく端を通ろう。見つかったら面倒だし」
正面の入り口は避けて、塀の外からまわる事にした
さっそく進もうとしたら足音が聞こえた
静かに戻り、木の後ろに隠れてやり過ごした
「あ、危なかったですわ。この先も、うまく隠れられればいいんですけど・・・」
物陰をうまく利用して特別独房の前まで進むことができた
「この建物ね・・・」
「特別独房というわりには小さな房ですわね。この様子だと、独房は地下なのかしら」
扉にはカードの挿入口のようなものがついている
「いきなり開けるのはさすがにマズイわ」
「そうですわね・・・耳をすませて、中の様子を覗ってから・・・」
ノエルは耳を扉にくっつけ、音を拾う
「・・・かすかに足音が聞こえますわ。それに話し声も」
テラはノエルの耳の良さに感心した
「複数・・・二人かしら・・・。あれ？でもこの音、扉の中からじゃなくて・・・向こうからですわ！」
「隠れないと・・・こっち！」
独房の壁と塀の間に入る
向こうからは死角になっているはずだ
息を殺して、気づかれていないことを願う
「・・・聞いたか、侵入者の話」
「ああ、監視カメラに謎の部外者が写っていたらしいな。監視塔からもそれらしい目撃情報が入っている」
「(さすがに監視カメラを避ける事はできなかったか・・・)」
「なんなんだ・・・収監者の仲間か？」
「おそらく脱走の手引きかなにかだろう。ずいぶん大胆な事をするものだ・・・」
「騒ぎにならないよう、すでに各員には口止めをした。警備も増やしてる、収監者の前では普段通りでな」
「わかってるよ。しかしそいつ、どこに潜伏にてるんだろうな」
警備員の一人が視界の端に消えた
「案外・・・すぐそこにいたりしてな。例えばこういう建物の陰とか！」
一発、銃を発砲した音が響いた
「もしくは、こっちの・・・」
「(この流れはマズイ・・・！)」
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抹茶ラテ(プロフ) - スフィアさん» 本当ですか！？有難うございます！(T_T) (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - ありがとうございます！抹茶ラテさんの小説、今度見させてもらいます( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年3月11日 22時) (レス) id: 94d334dba8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 凄く面白いです！私も被虐のノエルの夢小説を書いています！ドレッセル兄弟推しです！(*^^*) (2020年3月11日 22時) (レス) id: 464cd51256 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - 嬉しすぎて禿げます(？)ｗ ありがとうございます！ (2019年11月9日 9時) (レス) id: 813c6134c7 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - やばいです 面白すぎて禿げます（？） (2019年11月8日 23時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スフィア | 作成日時：2019年4月3日 16時
