１３話 ページ17
ノエル サイド
オスカーからもらった地図とカードキーを片手に、ラプラス第二刑務所を目指す
しかし、道中警察に何度も出くわしてしまった
市街地だからか、銃を発砲しないのは助かるが、義足で逃げるのには無理がある
現在も警察に追われている途中だった
「このままでは、追いつかれてしまいますわ！」
カロンは隣にいない
味方もいない
「おい、この路地裏だ！」
「捕えろ！」
警察はもうすぐそこにいる
「もう、どうする事も――――」
「こっち」
突然、誰かに手首を引っ張られた
「きゃ」
「静かに」
黒いフードを深くかぶっており、顔は見えない
「(でも、この声・・・まさか)」
「魔人が逃げたぞ！」
「もう一人いる！」
「どっちも捕まえろ！」
わたくし達は細い路地を進んでいく
警察は路地が細いため、通れないでいる
数分逃げ続けると、路地を抜けた
周りに警察はおらず、人の気配すらない
黒いフードの方は手首から手を離すと、
「あの悪魔がいなければ何もできないなんて、無様ね」
そう言ってフードを外した
つい一週間ほど前に戦ったあの魔人だった
「・・・わたくしが一人の時を狙って来たんですの？」
だとしたらまずい
カロンがいない今、わたくしは戦う事もできない
「違うわ。貴方を見つけたのはたまたまよ。でも、戦う気はない」
「え！？」
「・・・貴方、前に言ったわよね。私が市長を殺そうとしている理由がからっぽだって」
「ええ、まあ・・・」
「たしかに貴方の言う通りだわ。だから、もう貴方の事は狙わない。それが言いたかったの」
それじゃあ、と小さく言ってその場から立ち去ろうとしたのを止めた
「待ってくださいまし！」
「・・・何？」
「わたくしと協力しません？今なら、敵ではなく味方として、一緒に戦えると思いますの」
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抹茶ラテ(プロフ) - スフィアさん» 本当ですか！？有難うございます！(T_T) (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - ありがとうございます！抹茶ラテさんの小説、今度見させてもらいます( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年3月11日 22時) (レス) id: 94d334dba8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 凄く面白いです！私も被虐のノエルの夢小説を書いています！ドレッセル兄弟推しです！(*^^*) (2020年3月11日 22時) (レス) id: 464cd51256 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - 嬉しすぎて禿げます(？)ｗ ありがとうございます！ (2019年11月9日 9時) (レス) id: 813c6134c7 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - やばいです 面白すぎて禿げます（？） (2019年11月8日 23時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スフィア | 作成日時：2019年4月3日 16時
