20話 ページ21
煩かった蝉の声も止み、ジワジワと部屋越しにもかかわらず照りつけてきた太陽も顔を隠し始めた
場地さんは幹部会が長引いているのか、未だ帰ってこない。
『んー…そろそろ帰ろうかな』
そう言って課題を鞄にしまうと、千冬は伸びをして立ち上がった
「もう暗くなるし送る」
そうは言っても、まだ夕方なのに。
大丈夫、と言おうと思ったけどお言葉に甘える事にした。
バイクのニケツは場地さんからNGが出ているので、2人並んで歩いている。
会話らしい会話がなくとも、気まずくはなく言葉にしづらい心地良さに浸っている気がする。
「あのさ、…3日祭りあんじゃん」
お祭り、確か武蔵神社で大きめの夏祭りがあった気がする。
「もし、予定無かったら、…一緒に、行かね？」
『ぇ、……』
思わず千冬を見ると、斜陽で赤く見える顔を元よりほのかに赤くさせていた。
『それって、場地さんも…？』
そう聞くと、千冬は歩いてる足をピタリと止めた。
私もつられて止まると、くるりと90°体を回して千冬は私の方を見た。
「俺は、2人でまわりたいんだけど」
いやか？と少し不機嫌そうに、でも不安を滲ませた顔で見られる。
『…イヤじゃ、ないデス…』
思わずカタコトになってしまったけど、しょうがないでしょう。
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蛙パーカー - ゼクハラリベンジャーズwww…すぅーー明日はお腹あたりが筋肉痛になるようです(察) (2021年8月29日 10時) (
レス) id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
あさ(プロフ) - みかんさん» 暖かいコメントありがとうございます！まだまだ至らぬ点ばかりですが嬉しい限りです！！これからも更新頑張ります！ (2021年8月26日 20時) (レス) id: 43b608d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 初コメ失礼します！！他作品の場地くんの教育係も見させていただいてるのですが、こちらの作品も素敵です！！いつも楽しく読まさせてもらってます！これからも頑張ってください！ (2021年8月26日 12時) (レス) id: 7a9f31c847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさ
作成日時：2021年8月26日 8時
