検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:95,078 hit

二十八話 ページ30

『おはようございます!』

ここはもういっそ勢いよくいこう!

勢いでなんとかなる!

ガラリ、とドアを開けると

「日向ぼげ!ぼげ!」

「影山お前もっとポキャブラリー増やせよ!」

安定の二人しかいない。

まあ本来の時間まで時間あるしそうか。

『相変わらずだね2人とも。元気してた?』

あーやばい今の私が言えない台詞だ

「あ!!Aさん!!!!」

2人同時にこっち向いたけど、

私の名前を呼んだのは日向の方が早かった

「Aさん!体調大丈夫ですか!?目眩とか吐き気とか頭痛とか耳鳴りとか!」

相変わらずの飛雄くんだ。なんかデジャブ感じちゃう

『迷惑かけてごめん!もうバリ元気』

そう言うと日向は分かりやすくえみをうかべ

よかったー!!と言ってくれる。天使かよ

飛雄くんは軽く息を吐く。

え、ため息?ため息なのそれ

やばい今メンタルのヘルスが不安定すぎて

そんなこと思ってると、飛雄くんが近づいてきた。

目の前に立たれ、思わず黙ってしまった。

日向とかもう不安そーにこっちみてる。分かる怖い

「Aさんの、ぼ、…ぅぬ…ばか!」

『…へっ?』

何を言われるのかと思えば飛雄くんは

私にばか、と言った。

「どんだけあんたのこと心配したと思ってんすか!」

サラサラの髪の毛を揺らし私に怒ってる。

衝撃すぎて動けないよほらもう日向硬直してる

飛雄くんにこうやって怒られるのは初めてで

目からウロコだよほんと

『心配かけて、ごめんね。もう大丈夫だから』

飛雄くんの頭を撫でると、やっぱりサラリとしていた

「っ、俺の姉ちゃんもすごい心配してたんですからね!!」

そう言うと飛雄くんはぎゅう、と私を押し潰してきた

否、抱きしめてきた…?

急な事で頭が真っ白になった。

ふわり、と柔軟剤のようないい香りが鼻を掠めた。

『と、飛雄くん…ごめんよ』

「俺、ごめんって言われるよりありがとうの方が好きです」

『あ、うん…ありがとう、飛雄くん』



「お、おい!影山!お前Aさんと付き合ってんのかよ!?」

日向が我に返ったように動き始めたと思えば、

第一声が爆弾発言だった。

二十九話→←二十七話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
335人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 烏野高校 , 裏切り   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆう - 更新頑張ってください。 (2019年11月26日 11時) (レス) id: a478b95d41 (このIDを非表示/違反報告)
お昼寝 - 続きが気になります!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2019年4月22日 2時) (レス) id: 5a1ec93351 (このIDを非表示/違反報告)
SS YT - 更新待ってます!とても面白いので、早く続きが見たいです!無理しない程度に頑張ってください! (2018年8月5日 23時) (レス) id: 35d0cfaf9b (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 飛雄ちゃん、かっこいいっす! (2018年7月2日 22時) (レス) id: 454c1f3f63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すごく面白い!!『(名前)ちゃん!』の方は及川さんカナ?ジャァ、飛雄と及川さんか。...........及川徹ハンガー...........wwwww (2018年5月13日 23時) (レス) id: ab32ce7f46 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆり
作成日時:2018年2月13日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。