CXC��《気づかない》 ページ3
ラウア「貴方忘れてない？貴方は私の代わりに婚約者を紹介されて、そのまま何処の誰かとも分からない男と無理矢理婚姻させられそうだったのよ？」
A「…け、けれど…今こうして居ますし…元々ラウアさんに怒りとかそう言った感情は生まれてませんよ…？」
ラウア「……」
A「それに、あの時は…そう言った事よりもショックが大きかったと言うか…私もいっぱいいっぱいで他の事は考えられなかったと言うか…；」
ラウア「……貴方、女王様の事はどう思ってるの？」
A「え？」
ラウア「どう思ってるの？？」
A「……どう、と言うか…。ちゃんと目を見て、謝りたかったです…」
ラウア「……」
A「でも、きっと顔見せたら余計に女王様に迷惑で謝らなきゃいけない事になりますよね！無神経な言葉でしたよね！すみません！！」
ラウア「───……女王様にですら怒っていないなら…私の事は………。」
A「ラウアさん？」
ラウア「……いいえ、何でも無いわ」
ずっと俯き気味だったラウアさんの顔が真っ直ぐ向いて、
一歩近づいて、私の手を持って両手で包み込んだ
ラウア「貴方がそう思うのなら、コレは私の一方的な言葉よ。返事はしないで」
A「えっ？は、ぃ…？？；」
ラウア「───…ごめんなさい。」
A「……」
ラウア「………フェイさんと、どうか幸せにね…」
A「…！」
最後の一言を言い終え、手を離そうとするから
咄嗟に掴み返して、
ラウア「！？」
A「ら、ラウアさんも…っ！！」
ラウア「───……えぇ」
優しく笑ってくれて、
そっと手は離れて、ラウアさんはフェリーさんの元へ歩いて行った。
ラウアさんも、どうかフェリーさんと幸せに────。
ラウア「(…私達の問題は、まだコレから決めなければなら無いのにね…)」
フェイ「何話してたの？」
A「ふふ、ないしょ」
レグ「───二回目転送完了。最後の転送を開始します」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
露図夢(プロフ) - 星宙*°さん» ありがとうございます〜！更新遅くなりますが、失踪せず何とか頑張ります！笑 (2020年12月25日 15時) (
レス) id: 16d9d2f0e9 (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - ！！！！！！ありがとうございます！！ラウアちゃんたちの後日談が読めてとても幸せです… 更新ありがとうございます！フロイくんの方も更新頑張ってください！ (2020年12月24日 0時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
露図夢(プロフ) - 星宙*°さん» ありがとうございます〜、ちょっと長考しちゃうかもしれませんが、頑張ります！ (2020年10月28日 17時) (レス) id: b186ec5ac1 (このIDを非表示/違反報告)
星宙*°(プロフ) - 露図夢さん» そうだったんですね！少し気になったので、書いていただけると嬉しいです…！大変かと思いますが、よろしくお願いします！ (2020年10月28日 16時) (レス) id: 023b61331c (このIDを非表示/違反報告)
露図夢(プロフ) - 星宙?★さん» コメントありがとうございます！実はラウアちゃん達の後日談は書きたいなーとは思っていたんです！…ただ主にレグのせいで、とんでもねぇendに向かう気しかしなくて諦めていました…。でも、見てみたいと言ってくれるなら安全endで書こうと思います！ (2020年10月28日 11時) (レス) id: 16d9d2f0e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：露図夢 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rozumu31/
作成日時：2020年10月20日 18時
