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“あの夜”






それは、日本でいうクリスマスの日の夜…






つまり、Aが生まれた日の夜の事だった…













急に入った仕事の要求で、彼らネイジュラル家はすぐにイギリスへ戻ることになった












家に着き、まずは荷物の整理をしていた














その時、とある“来客”が訪ねてきたのだ



















***





ル「母さん、客が来ているぞ」


母「お客さん?何も頼んでいないけど…
リューズ、貴方?」



ローズがリューズの方へ向くも、リューズは首を横に振る。



父「俺は何も。その来客はどんな格好だった?」


ル「あぁ、そういえば変だったな。
父さんと母さんに用があるって言ってた割には真っ黒な服着てたし…」



すると、リューズとローズは大きく目を開けて固まった。



父「――黒…黒ずくめ…鴉!!

マズいぞローズ、ひょっとするとその来客…!!;;」


母「でもどうして…?どうしてネイジュラル家(うち)へ来たの?
それにまだAが生まれたばかりなのよ!?こんな事…!!」



今にも泣きだしそうなローズを支えるリューズ。



父「――仕方ないだろう、そういう運命なんだ。
ルージュ、今すぐ叔母さんに連絡できるかい?父と母は仕事で忙しくなったので預かってくれと」


ル「…おい、待てよ。全く話が読めんぞ💢
まさかまた“例の組織(やつら)”に追われているのか?
こちらが追う方だろうが!しっかりしてくれよ、MI6情報員!!💢」


母「ご、ごめんねルージュ…確かにその通りだわ;」


父「だがこれで父さんと母さんが殺られても、仇を討つなんて愚かな真似はよしてくれよ」



そう言ってルージュの頭を撫でるリューズ。

そして、当時と現在の彼の頭の中に、父親のある言葉が響いた。













父「お前達は父さんと母さんの自慢の子だよ。
だから、どんなことがあろうとも忘れないでくれ」



















――この愚かな父と母が、お前達の事を愛していたということを…




















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設定タグ:警察学校組 , 降谷零 , 松田陣平   
作品ジャンル:恋愛
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如月雪@ゆっきー(プロフ) - 雷鴉.Nさん» 素敵な感想ありがとうございます!黒鉄の魚影まだやってたんですね〜知らなかったです…! (8月22日 18時) (レス) id: 6abcd13843 (このIDを非表示/違反報告)
雷鴉.N - 黒鉄の魚影やっと見ました! 今までやってるのに驚きです。可愛かった。この作品も最高です! (8月22日 15時) (レス) @page36 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - いえいえ!寧ろ為でも大丈夫ですし、こっちがお礼言いたいくらいです!本当にありがとうございます!これからも宜しくお願いします! (2023年1月21日 11時) (レス) id: 307fefcaba (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まみこさん» お名前載せても大丈夫でしたか? (2023年1月21日 10時) (レス) id: 307fefcaba (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - なんとか載せられました!本当にありがとうございます!! (2023年1月21日 10時) (レス) @page32 id: 307fefcaba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/  
作成日時:2022年12月5日 23時

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