獣人少女に質問！3【ルーナ】 ページ22
Q.このクラスの制度についてどう考えていますか？
「以前と意見は変わりませんね。ただ私が最下位クラスという選別の仕方には文句を言いたいところです」
Q.ちなみに派閥はどっち？
「人外ですからね、革新派です。人間が偉大なわけありませんよ。魔法が使えるというだけで偉そうに。大人しく魔法の使える人外の方が強力だと認めれば良いのです」
Q.派閥が存在していることに対してどう考えていますか？
「人が多数いる場では意見が分かれるものと考えます。それにしたってあいつらの考えは理解できませんが」
Q.あなたに家族はいますか？ 家族構成を教えてください
「血縁関係があるのは父と母のみですが、故郷の人々はみな家族ですよ。両親は仲が良いので、その内弟妹が出来る可能性は十二分にありますが、今のところ私が唯一、ウィネーフィカの名を継ぐ者です」
Q.兄弟姉妹がいることや一人っ子に憧れていますか？
「以前言ったように憧れというほどではありませんが、兄弟姉妹と魔法を切磋琢磨しあうのは楽しそうだと考えますね」
Q.家族のことは好き？
「父も母も尊敬していますし、大好きですよ。当たり前です」
Q.いずれ自分が人間と恋仲になると言われたらどう思いますか？
「はあ？ 私がですか？ ……心当たりがないことはないですが、認めません。憎い人間のはずなのに手心を加えたくなる気持ちや、泣き顔より笑った顔が見たいなどという気持ちは不必要なもののはずです。それでもそうなるのだとしたら……それは私が人間に対する憎しみを軟化させ、恋に“堕ちた”ときでしょうね」
Q.お疲れ様でした。良き学院生活をお送りください。
「ありがとうございました。はい、ドレッグスなんて汚名はいつか返上して良い学院生活を送ってみせますとも！」
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作者名：氷渡ミオ | 作成日時：2018年9月14日 23時
