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海兵「おい！誰だあいつ！」
海兵「コビーだ！！」
ｺﾋﾞｰ「もぉ止めましょうよ！もぉこれ以上戦うの止めましょうよぉぉぉ！！」
彼は酷く泣きじゃくった顔で赤犬に必死に訴えかける
ｺﾋﾞｰ「命がもったいなぁぁぁぁい！目的はもう果たしてるのに！戦意のない海賊を追いかけ、止められる戦いに欲をかいて！その上にまだ犠牲者を増やすなんて！今から倒れて行く兵士たちはｯ...まるで馬鹿じゃないですかぁぁぁぁ！！」
赤犬「あぁ？誰じゃい貴様は。」
ｺﾋﾞｰ「...ﾋｯ」
恐ろしい形相で睨み付けられ怯みそうになりながらも赤犬の前からコビーが退く様子はなかった
赤犬「数秒無駄にした。正しくもない兵は海軍にはいらん！」
マグマの拳がコビーに振り下ろされる
ｶﾞｷｨｨｨﾝ！！
「「「「！！！！！」」」」
ｼｬﾝｸｽ「良くやった。若い海兵。お前が命をかけて生み出した勇気ある数秒は良くか悪くか、たった今世界の運命を大きく変えた。」
「な！」
ﾛｰ「！」
「「「赤髪のシャンクスだぁぁぁ！！！」」」
突如現れた四皇赤髪のシャンクス
彼は刀で赤犬の拳を押さえコビーを守る
ｼｬﾝｸｽ「この戦争を終わらせに来た！！」
ﾍﾞﾎﾟ「四皇のシャンクス！？本物！？」
ﾛｰ「...とにかく助かった。今の内だ！急いで中へ！！」
黄猿「そ〜はいかないよ〜。」
ﾍﾞｯｸﾏﾝ「何もするな。黄猿。」
ロー達をひつこく追う黄猿に赤髪海賊団のベンベックマンが銃を向け阻止する
黄猿「お〜とっと〜。ベンベックマン〜。」
四皇がルフィを助ける理由はA達に分からなかったが、今はとにかく逃げるしかなかった
ﾛｰ「急げA！出航するぞ！」
「ｯ！エース...」
赤髪のおかげで脱出できた船からAはマリンフォードの戦地の中で倒れるエースの亡骸を見つけた
━━ ━
「じぁ私は行くから。乗せてくれてありがとう。」
島に着き船を降りたAはエースに背を向けて歩きだす
ｴｰｽ「A！」
彼に呼び止められ振り返る
ｴｰｽ「次会った時は一緒に酒でも飲もうぜ！」
「...その時お互いが敵じゃなかったらね。」
ｴｰｽ「おう！」
Aの返事にエースは嬉しそうに笑った
ｴｰｽ「それと一つ頼みがある！」
「？」
ｴｰｽ「もしルフィに会ったら、弟をよろしく頼むよ。」
━━ ━
「分かったよエース。貴方の弟は死なせない、絶対に。」
一筋零れた涙を振り払いAは船へと向かった
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
