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ひとまずクマを倒したロー達は島に停泊している自分達の船へと急ぐ
ｷｯﾄﾞ「おい、トラファルガー。さっきの話だか、七武海じゃなきゃ一体...」
ﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！
「「「！？」」」
ﾛｰ「今度はなんだ！」
逃げるロー達の行く手を阻むように現れた新たな敵
砂埃が舞う中、目を凝らし捉えた敵の姿に驚愕する
ｷｯﾄﾞ「なに！？こいつ、さっきの七武海じゃねぇか！！そんなはず...」
「...」
彼らの前に立っていてのは先程Aによって倒されたはずのクマの姿だった
思考が追いつかず、思わずAを見るキッド
彼女は差程驚く様子もなく真っ直ぐにクマを見つめていた
ｷｯﾄﾞ(どうなってやがる...！バーソロミュー・クマが2人居るってのか？)
ｸﾏ「トラファルガー・ロー...キャプテン・キッド...ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ」
ﾛｰ「ﾁｯ！また光線か！」
同じように口から光線を放とうとするクマ
その頭部をAが殴りつける
ﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫﾝ！！
ﾛｰ「A！」
「ﾊｧﾊｧ...時々噂に聞く。Dr.ベガパンクが人間兵器を開発中で、色んな実験に度々被験体を送り込んでるって...」
ｷｯﾄﾞ「人間兵器？」
まさか、とキッドはクマをに視線を移す
ｷﾞｷﾞｷﾞｯｷﾞｷﾞｷﾞｯ
機械のような異音
ぎこちない動きで起き上がるクマの姿は明らかに肉体を持った人間ではない
キッドの中で全ての合点がいった
先程倒したクマと今ここにいるクマは別の個体
しかしそれは同じ姿で同じ強さ
つまりクマは何体にも造られたクローンであると
「まだ、こんな事をｯ...」
「まだこんな事を続ける気なのｯ世界政府...！同じ過ちを繰り返すなんて...！！」
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作者名：ゆんゆ | 作成日時：2016年10月3日 20時
