検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:15,719 hit

本編 12 ページ24

「説明しよう!」

言って美結さんは机の上に飛び乗った。

「ちょっ、こらバカ!降りろ!!」

シロウが必死で降ろそうとするが、美結さんはそのシロウの手を振りほどいた。

「シロきゅん!これはこの世界に迷い込んでしまった憐れな冒険者に告げる言葉!
なるべく色んな人に聞こえるようにしないと…。」

「憐れって、俺達もだろ…。」

「ま、そだね。」

彼女は深呼吸をして

「この世界に、“チーム”機能が追加されました!
“チーム”とは冒険者と固定の仲間を組み、プレイヤー同志で協力できる機能です!
詳しくはメニューでご確認ください!」

耳がキーンとした。美結さん、どうしてよりによって私の近くで叫ぶんですか…?

ところで、メニューでどうやって出すんだろう。

「確か、ゲームシステム上は自分のアバターをダブルクリック、だったよな…。」

美結さんは机から降り、自身の胸元を指さした。

青白く光るそこを押すと美結さんは興奮して

「出てきたよ!メニュー!!皆も押してみなよ!かっこいいよ〜!」

そ、そんなの胸元にあったっけ…

ふと自分の服を見ると、美結さんと同じように青白く光るそれが確かにあった。

押すと目の前にメニューのような物が広がった。

「あっ、出てきた!」

「冒険者ナンバーなるものもあるようで御座るな…」

「ちょっと待って!僕ナンバー一桁なんだけど!」

「皆もそうなんじゃない?開発者だし!」

私は何も作ってませんけどね…。

「とりあえず、“チーム”項目でさっきのチーム番号調べますか!」

「おう!」


「…出た。」

「本当に出てきた〜♪」

「凄い!」

各々感動の言葉を漏らしながらチーム申請をした。

「よおし、私も申請しよっと!」

こうして、我ら「black soldiers」の戦いが始まったのであった。

チャットルーム→←チャットルーム



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , ファンタジー , S(少し)F(不思議) , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りあ(プロフ) - もし、よかったら「貴方の完全オリジナル小説の派生作品をつくらせてくださいぃぃぃ!!!」を見てください♪そこに、コメントをぉぉ・・・どうか!おねがいします!! (2016年3月2日 20時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます!派生作品ですと!?書いていただけるのであれば書いて頂きたい!(((はい!遅いながらも頑張ります! (2016年3月2日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 面白いですね〜♪派生作品、かきたいくらいです!これからも頑張ってください!!応援してます! (2016年3月2日 12時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 黒子の葉っぱさん。さん» コメントありがとうございます!そのようなお言葉をありがとうございます…!更新はのんびりになりますが、出来ることならば最後までよろしくお願いします!アリスちゃんの出番を増やすように心がけますね!w (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 里桜那さん» コメントありがとうございます!更新は相変わらずのんびりになりますが、それでもよろしくお願いします! (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミラー。 | 作成日時:2014年3月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。