本編 7 ページ14
タク兄はため息を一つ置いてから話し始めた。
「まず、このローザリィワールドは我らがBSチャットルーム…"黒の冒険者達"で製作したオンラインゲームなんで御座る。」
「タク兄…かっこつけて言ってるけど、"black soldier's"でしょ…?」
「あぁ、そうで御座るな!失敬失敬!」
え…?ちょっと意味分かんないんですけど…。てかなんでイチも知ってんの!?
「そりゃあ、僕キャラグラフィック担当だから知ってるよ!」
何ソレ!?どうして私に言わなかったの?なんで私だけ何も知らないの!?
すると弟は頭に自分の手を当てて
「ごめ〜ん、アネキ忙しそうだったから、中々言えなくって!テヘペロ☆」
なにが「テヘペロ☆」じゃおんどりゃぁ!!!!!!
「神也殿落ち着いて…!まだ話の途中で御座る!」
「うん、そうだね!」
弟の頭をゲンコツで殴りながら答えると、タク兄は私の腕を抑えて
「お…落ち着いて…」
ひ弱な声を出した。そこまで言われちゃしょうがないか!
「で、そのオンラインゲームの
なんでも助手の人がドジをしてしまったらしく、このように各PCをよく使う主をゲーム内に取り込むウイルスと化したんで御座る。」
なるほど、よく分からん!
「こないだアネキが行けなかったoff会ではそれの話をしてたんだよ!…アイテッ」
もう一発。
「おいおい神也…弟にはもっと優しくしろよ。」
後ろから聞き覚えのある男性の声がした。タク兄が嬉しそうな顔をしている…?
「誰…?」
振り返ると、突然頭を小突かれた。イテッ、何すんの!
「シ、シロウ…!?なんでアンタがここに!」
「来ちゃったー」
そういうと私の横に座る。彼女か…!
「っつかオレの方が年上なんだから、"シロウさん"だろーが。このクソガキ。」
「シロウ殿!今、神也殿に色々説明していたところで御座る!」
「そのキャラで固定なんだな…。そうか、どーだ神也。分かったか?」
うーん…
「まぁまぁ、かな…」
するとシロウはにっこり笑って
「詳しい事はその内分かるさ。今はとにかく楽しもうぜ。」
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りあ(プロフ) - もし、よかったら「貴方の完全オリジナル小説の派生作品をつくらせてくださいぃぃぃ!!!」を見てください♪そこに、コメントをぉぉ・・・どうか!おねがいします!! (2016年3月2日 20時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます!派生作品ですと!?書いていただけるのであれば書いて頂きたい!(((はい!遅いながらも頑張ります! (2016年3月2日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 面白いですね〜♪派生作品、かきたいくらいです!これからも頑張ってください!!応援してます! (2016年3月2日 12時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 黒子の葉っぱさん。さん» コメントありがとうございます!そのようなお言葉をありがとうございます…!更新はのんびりになりますが、出来ることならば最後までよろしくお願いします!アリスちゃんの出番を増やすように心がけますね!w (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 里桜那さん» コメントありがとうございます!更新は相変わらずのんびりになりますが、それでもよろしくお願いします! (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミラー。 | 作成日時:2014年3月11日 21時