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源田side
佐久間…！ついにあの砂木沼を撃破したのか！
難攻不落かと思われた砂木沼を、険悪な仲である不動と協力して攻略するとは。
…俺は不覚ながらも負傷し戦線を退いてしまって、ただ二人が戦っているのを見ているだけになってしまったがな。
佐久間「源田！怪我は大丈夫か！？」
先程の真剣な表情を心配そうな表情に一変させ、佐久間が駆け寄ってくる。
その後ろからは、不動も駆け寄ってきている。
源田「……ああ、大丈夫だ」
佐久間「そうか。いや、本当に良かった！」
実際俺の腕は砕かれてボロボロだが、仲間を心配させる訳にもいかない。
俺は無理をして、嘘の答えを述べる。
不動「……嘘吐くなよ、馬鹿源田。本当はかなり無理してんだろ」
…流石に不動には通じなかったか。コイツは以前から観察力・洞察力に長けている。
きっと俺の様子を見て感づいたんだろう。
不動「お前はホント優しいからな。自分がどんなに辛かろうか、仲間を心配させまいと嘘を吐く。……でもな、仲間からすれば、そっちの方が辛いんだぞ」
意外だった。コイツの素の優しさが目に見えたからそう思ったのだろう。
源田「……すまないな」
不動「別に〜？」
佐久間「源田、俺たちは仲間だ。だから……いつでも頼ってくれよ？」
源田「……おう」
と、そこへ…
シェルミ「お〜い！佐久間くんたち〜！」
何やら宙に術のようなもので繋がれた緑川を連れたシェルミエル様がやって来た。
何故ここにシェルミエル様が…そして何故、そんな状況になっているんだろうか…？
もちろん、一階担当の染岡らも一緒だ。
シェルミ「お〜どうやら砂木沼を倒したみたいだね！流石佐久間くんたちだよ！」
佐久間・不動「ありがとうございます！」
シェルミ「……あ、源田くん怪我してるね！僕の術で治してあげるよ！」
俺の怪我に気づいたシェルミエル様が、俺に近づいて癒しの術を使う。
流石といった所か、術の威力は高くすぐ怪我は癒えていった。
源田「手当てさせてしまって……申し訳ございません」
シェルミ「ううん、気にしないで。僕が好きでやってるんだから」
シェルミエル様…噂通り死神ではなく天使なんじゃないか？
そう疑いたくなる程の優しさだ。本当に感謝でしかない。
シェルミ「というか……やはりこの子たち、亜種の死神だったか。皆にちゃんと調べてから伝えるべきだった。皆大丈夫かな……？」
俺らは勝ったが、上の奴らは大丈夫だろうか…。
〜対砂木沼編Fin〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
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虹月彩葉(プロフ) - 千さん» カッコいいと言って下さりありがとうございます！ (2020年10月12日 22時) (
レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
千 - バトルシーンカッコいい…！ (2020年10月12日 0時) (レス) id: dac037c662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹月彩葉 | 作成日時：2020年9月18日 22時
