story52 ページ14
in 四階 アフロディside
豪炎寺「ファイアートルネードッ！」
あれから豪炎寺くんはめげずに何度も何度も、技を撃ち続けていた。
しかし…
涼野「絶対零度」
毎度の事、涼野くんの異能『氷』によって無効化され続けていた。
あの威力…恐らくはうちの吹雪くんの異能『雪』より強力なんだろう。
流石に吹雪くんでも豪炎寺くんのファイアートルネードを凍らす事は出来ないから…。
涼野「氷柱針」
亜風炉「……ヘブンズ・タイム！」
僕らに飛んできた数々の氷柱を、僕の異能である『時』で時間を止めその動きを止める。
止めた時間の中では僕しか動けないから、僕は止まっている時間で静止している氷柱を鎌で砕いた。
再び時が動き出すと、涼野くんは自分の放った氷柱が消えている事に気づき、何故かクスリと笑った。
きっと面白がっているんだろうね。僕の異能が珍しいから。
鬼道「豪炎寺、アフロディ！次は右から来るぞ！」
きっと自分の異能『心』で涼野くんの心を読んで、次の攻撃が来る事を悟ったであろう鬼道くんが僕らに警告をする。
鬼道くんの指示は的確で、本当に言った方向から氷柱が飛んできた。
豪炎寺「火炎放射！」
それを豪炎寺くんが火炎放射で溶かしてくれて、僕の前には涼野くんへの道が切り開かれた。
その道を僕が駆け抜けて一気に涼野くんへと近づくと、そのまま接近戦に持ち込んだ。
亜風炉「ゴッドブレイク！」
涼野「ノーザン……インパクトッ！」
僕は眩い光を纏った鎌を、涼野くんは凍てつく冷気を纏った鎌を、お互いに激しくぶつけ合った。
今の所は互角だけど…これもいつまでもつか…！
その時だった。ドゴォ！！と大きな音が部屋中に響いた。
皆その音に驚いて、音のした方を見る。
そこには…綱海くんたちが担当しているはずの南雲くんがいた。
見た所かなりのダメージを負っているようだ。…まさか逃亡してきたのかな？
涼野「晴……いや南雲。何をしているんだ？まさかとは思うけど……敵前逃亡した訳じゃないよね」
南雲「チッ……！うるせえ、そんなんじゃねえよ！少ししくじっただけだ！」
その様子…これはどうやら図星のようだね。
涼野「全く……エイリアの５TOPとあろう者が、敵前逃亡してどうするんだ」
南雲「悪かったな！！」
涼野「……私の知ってる南雲晴矢はそんな事しない」
南雲「……ッ！？」
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虹月彩葉(プロフ) - 千さん» カッコいいと言って下さりありがとうございます！ (2020年10月12日 22時) (
レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
千 - バトルシーンカッコいい…！ (2020年10月12日 0時) (レス) id: dac037c662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹月彩葉 | 作成日時：2020年9月18日 22時
