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in 二階 源田side
俺たちは今、エイリアの門番である砂木沼治と交戦中だった。
流石は門番と言ったところか、コイツ攻撃も守備も手練れている。
なかなかに厄介だが、同じ門番としては負けていられない。
飛んでくる鉄の弾丸を躱していると、連絡が入った。
送り主は半田でその内容は…一階の緑川を撃破との事だった。
源田「佐久間、不動！半田たちが緑川を撃破したそうだ！」
佐久間「本当か！よくやったな！」
不動「だったら、尚更負けらんねえな！」
俺が半田たちの勝利を報告すると、二人はさらに士気を上げたようで、砂木沼への攻撃を一段と激しくする。
佐久間の異能は『銃』、銃系の武器なら何でも操る事ができ、手を使わずとも銃を撃つ事が可能だ。
不動の異能は『幻』、相手に幻を見せる事が出来る他、幻術も操る事が可能だ。
佐久間「行くぞ！乱れ桜！」
不動「ククク……！くらえ、マキシマムサーカス！」
佐久間の二丁拳銃から放たれる数々の桃色の弾丸と、不動の幻術から生み出された様々な属性の弾が、砂木沼へ容赦なく襲い掛かる。
これには砂木沼もダメージが大きく、体をよろめかせてしまう。
そこを狙って俺が地を蹴り、砂木沼の懐に潜り込む。
そして、俺の異能『獣』を発動させて自らの腕を獅子の腕に変え、砂木沼の腹を下から思いきり殴り空へと吹っ飛ばした。
そう俺の異能『獣』は獣の力を使う事ができ、先程のように体の一部だけを獣に変換したり、完全な獣に変身する事も出来る攻撃に優れた異能だ。
砂木沼「ぐぬゥ……！なかなかいい攻撃だな……！」
痛みに顔を歪ませ唸りながらも、俺たちの攻撃に感嘆の句を零す砂木沼。
褒めてくれた事には感謝する。なんせ俺たちは―――元『帝国』。
支配者が姿を眩まし『帝国崩壊』が起こるまでは、冥界一と称された死神会社のメンバーなのだから、これ位の連携は朝飯前なのだ。
佐久間「まだやるのか？」
佐久間が威圧をかけ、重々しい声音で砂木沼に尋ねる。
砂木沼は体を上げながら、佐久間に答える。
砂木沼「ああ、続けるとも！何故ならば、お前らの強者と戦うのが楽しくて仕方ないからだ！さあ！もっとかかってこい！俺は本気でお前たちと相手をしよう！」
そう言うと砂木沼は黒い光に包まれる。
そしてその光が晴れると、中から姿を変えた砂木沼が現れた。
額には二本の角を生やし、笑う口元には長い牙。
よく見れば、体の性質も変わっているようだ。
どうやら…本当の戦いが始まるようだ。
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虹月彩葉(プロフ) - 千さん» カッコいいと言って下さりありがとうございます！ (2020年10月12日 22時) (
レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
千 - バトルシーンカッコいい…！ (2020年10月12日 0時) (レス) id: dac037c662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹月彩葉 | 作成日時：2020年9月18日 22時
