[2BRO.] あなたと過ごした記憶

#21 ページ22

『弟者、なんで兄者に荷物持たせたの?』
弟｢…この前、2人きりですげぇ話し合ったんだ。それで、Aの事本気なんだなぁと思ってな!これでも弟だからよ!｣
兄｢おついちさんも、Aも悪かった。｣


4人になり、とりあえずなんで分かったのかだけを聞けば兄弟会議が行われていたらしい。兄者は私とおついちさんに体を折り曲げ謝る。おついちさんは私の方を見つめ、その瞳は どうする? と訴えかけているようだった。私は兄者を自分の方に呼び寄せる。
そして交互に頬を合計3回叩く。


『私の傷と弟者とおついちさんの怒りで3回』
兄｢おう…｣
『これで許します。もう浮気しないでください、もう私を…ひとりにしないでください…!』
兄｢もう絶対しねぇ、ごめんな｣


赤くなった頬を気にせず兄者は私のことを真剣に見つめる。そのまま許すことと私の願いを伝えれば気持ちが高ぶり涙があふれる。兄者はギュッと私の事を抱きしめ頭を撫でてくれる。弟者は 良かったな! と笑い、おついちさんは 次浮気したらAちゃん取るからね! と兄者に伝える。兄者は照れ臭そうにしながら もう離さねぇよ と少し瞳に涙を浮かべながら微笑む。

4人で新たな道へ、兄者とも新たな道へ


私は光のある道へ進んでいく＿＿


兄｢なぁA｣
『ん?』



" 愛してるよ "

" 私も 愛しています "



_fin

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