[2BRO.] あなたと過ごした記憶

#10 ページ11

『ん…朝だ…』
おつ｢よく寝れたかな?おはよう｣
『あ、おはよう!朝ごはん作らしてごめん』
おつ｢いいのいいの、それよりそのデカ男起こして?｣


朝日が目にあたり眩しさで目を開けるとおついちさんがもう朝ごはんを作ってくれていた。いつの間にかソファに横になっておりタオルケットがかけられていてどちらかがかけてくれのだと察する。

私は自分の腹部に感じる重みに寝ぼけながら目に向けると弟者の腕があり私を抱きしめている形で寝ている。


おつ｢弟者ねAちゃんがうなされてたから頭撫でて抱きしめて寝たみたいなんだ、僕は先に寝ちゃって｣
『そう、だったんだ…』
おつ｢Aちゃんは1人じゃないよ、僕も弟者もいる。少しずつ頑張ろう?｣
『うん、頑張るよ』


弟者の頭をなでながら寝たあとのことを聞く。すぐに兄者の事は忘れられないだろう。だけど1人じゃないからやっていけるはずだ。

私は弟者の体を揺らし声をかければ眠たそうに目を開ける弟者。おはようと言えば返ってくるおはようの言葉。そのままおついちさんの ご飯できたよ に反応し2人で席につく。

いただきますと手を合わせ口に運べばホッコリする。おついちさんは仕事でまとまった休暇が取れたらしくスマホ見て喜んでおり、しばらくは私の家に居候になることになった。

今日の弟ライブは兄者達とは通話だが上手く話せるかが心配だ。

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