灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part3]【ダンボール戦機WARS】 (ページ8)

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《101》ページ8

____何が必要なのか分からない……

取り敢えず、最後まで聞いてみる事にする。

????『瀬名アラタは友達ごっこをしてるんだとよ。』

これは____キョウジ君の声だ。

キョウジ『瀬名アラタ……!!』

何か怒ってる……？

(それについては分かってるんじゃない？Aちゃん。)

うわ!?驚かさないでよ……

(ごめん……君に伝えたい事があって。まあ、もう少し会話聞いてみて。)

うん、そうする。

セレディ『彼にしらしめないとね。ここに来て貰う為にも……』

彼が今、満面の笑みだという事は間違いない。

キョウジ『だが、瀬名アラタは何も分かっちゃいねえよ。』

セレディ『……オーバーロードを使えるプレイヤーはなかなかいない。彼がどうしても必要なんだ。』

これではっとした。
もしかしたら、次はアラタ君ではなくて、その周りの誰かがウォータイムで巻き込まれる事を。

(当たり。Aちゃんは鋭いみたいだ。後は……自分がどうするか考えてみるといい。……これで切るね。)

それきり、リオーネちゃんの声も彼らの声も聞こえなくなった。
私はCCMからイヤホンを抜き取り、CCMとまとめてケースに入れてから机の上に置いた。

____私、良い事思いついた！

A「これで……うまくいくかもしれない。」

決心をした。ひょっとすると命に関わる事かもしれないが。

明日、“彼”に聞いてみよう。……断固拒否されるのは確実かもしれないけどね。

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ｺﾝｺﾝ

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A「はーい？」

私は鍵を開けて扉の向こうにいた人物を出迎えた。

A「あれ、キヨカ。」

キヨカ「夕食、食べ終わったらあの部屋へ来て。メカニックの人が集まるの。」

A「分かった。」

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何の集まりなんだろ……？

メカニック……何か作るの？