灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《52》 ページ6

ユノと別れて私は、キヨカの部屋について行く事にした。どう言い訳をしても聞いてくれそうにも無いからだ。

それにしても、静かだなあ……。女子寮ならもっとわいわいしてる感じなのだけれど……？

キヨカの部屋はシンプルに片付いていたりして私の部屋とあまり変わらなかった。そういえば、ユノも意外に綺麗だった。
キヨカ「まあ、どこにでもいいから座ってて。」
A「ん……？どこか行くの？」
キヨカ「そうよ。Aの荷物、トランクごと持って来るの。」
A「重いよ……？」
キヨカ「別にいいわよ。……私、そんなに頼りない感じに見えるのかしら？」
A「違うの。キヨカが……私から離れてくのが怖かっただけ。」

そうよ……怖かったのよ。狙われている時に、一人で居る事が。

何をされるのか分からない恐怖に怯えている事しかできないから……

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ブルルル……

ん？誰の……？

____私のだ。誰かから何か来てるのかな？

私はCCMを制服のポケットから取り出して、画面を眺めていた。
メール。差出人は、今まで全然反応が無かった……

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____オトヒメちゃんからだった。

急いで開いてみる。すると……

“堕天使の問題は何とか一件落着してたから自分の部屋に帰っても大丈夫ですわよ。”

高飛車な“あの子”からのメールで心にじんと温かく感じられた。
いつの間にかキヨカも私のCCMの画面を覗き込んでいたようだ。
キヨカ「一件落着……か。じゃあ、またね。」
A「あ、うん。」

何か、生徒の身に起きる事が深刻で無ければ団体になる事ができないって、規則になってんだよなあ……

まあ、なんか呆気なく一件落着したからここは大人しく引き下がって自分の部屋へと戻るか。

三階へと向かうと自分の部屋の中に入って、鍵を閉めた。

今日、いろいろとあって食欲が無いから早く寝よう……

そう思って、パジャマを持って浴室へ向かう。

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____はあ、疲れた。

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