灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《85》 ページ41

ドットフェイサーはライディングアーマーを脱ぎ捨て、瞬間的に飛び上がる。
既に彼以外のLBXはクラフトキャリアに乗り込んでいる。後はドットフェイサーを監視しながら乗せるだけだ。
無事到着。____でも、彼はドットフェイサーを停止させてしまった。

美都『瀬名アラタ！何をしているの!?』

彼女の命令がくるまで私もドットフェイサーを見ながら外で待機していた。
なかなか次の言葉がこない。私は諦めて乗り込もうと愛棒を動かそうとした。
その時______

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A「ア、アラタ君!?」

無線が繋がっていない為、彼を止める事はできなかった。

監視の役目を果たせなかった……

____え、ちょっと待って！どういう事なの!?

アラタ君はデスフォレストの内部までドットフェイサーを走らせていた。そこでラージドロイドを倒そうとする、ガウンタ・イゼルファーと合流する。

ああ、アラタ君はムラクを助ける為に行ったのね……！

敵国同士で戦ってるのにも関わらず、ドットフェイサーとガウンタ・イゼルファーはラージドロイドに銃を向けて連射させる。

バンデットのラージドロイド……全然やられてない……

______あっ!!

彼らはラージドロイドの弱点を見つけたようだ。そこに向けて、必殺ファンクションを繰り出す。見事、命中したが巨大な機体は赤く光り、自ら爆発を起こした。二人は無事に内部から逃げ出す事ができたが……

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そのデスフォレスト自体が跡形もない状態になっていた。

セレン『灰原さん……あれ、何？』

無線越しに震えた声で彼女が問い掛けてきた。

____あの“入り口”は何、と……

A「セカンドワールドを調整する為の入り口、みたいなものよ。」

セレン『パラサイトキーが必要なの？』

A「そうよ。____……!?」

ここにきて、バンデットと二人のLBXが衝突。二機とも修復を早く施さなければブレイク・オーバーになってしまう。
だけど、モニター越しに信じられない光景を、真実を……突きつけられた。

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アラタ君がオーバーロードを覚醒させたのだった。

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A「う、そ……!?」

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