灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《79》 ページ33

チャイムが鳴ったと同時に彼は目を覚ます。
挨拶をする時は凄く慌てていた。「ありがとうございました。」と言うにも何回噛んだ事か……思い出すと笑えてくる。
アラタ「ふぁ……ねっみ……」
A「昨日、何時に寝たの？」
アラタ「……12時だけど、何か問題でもあるのか？」
ヒカル「問題のあり過ぎだ。メールしてる暇でもあったら君は一刻も早く、授業の復習をする事だね。」
彼の言う通りだ。私でもそんなに遅くまで起きてた事などあまり無い。
アラタ「仕方ないだろ!?ユノと訳あって白熱したんだからよ。」
文句があるならユノに言え、とでも言いたげな目で彼女の方に視線を送る。
ここまでくるとどちらが悪いとかいう理由じゃ留まらない気がする。
ユノ「何よ、アラタ。私が悪いの!?」
むっとした表情で振り返る彼女。
アラタ君とユノの口論は一度言い出すと止まらなくなり、熱を帯びる為か最終的にくだらないものになってきて終わる事が多い。できればその前に終わって欲しいものだが。

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ユノ「もう、いいわ……。どちらも悪いって事でいいじゃない。」
アラタ「それでいいよな。」
結局、どちらとも落ち込む形となった。

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???「____ちょっと、“ヒカル”はどこよ!?ハーネスにいるって聞いたんだけど!?」
???「だから、うちんとこにはヒカルはおらん!!!ジェノックと間違えてるんじゃないんか!?」
????「いい加減にしてくれ。こっちは移動があるんだ。そもそも先生に挨拶も無しでここまで来れたとは、規則に従ってる生徒達に失礼だ。」
???「ちょっと……私に向かって、何様のつもり!?」
????「俺はカゲトラだ！その前にお前はジェノックの生徒！この教室に入るのが正解だろ。」
???「カゲトラの言う通り！つべこべ言わずにはよ、入るがええんや!!」

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廊下にいるのはどうやら、知らない女子とスズネちゃんとカゲトラ君のようだ。
白熱した口論だ。このままいくと取っ組み合いになりかねない。覚悟を決めて三人の仲裁をしようと廊下に向かおうとした時……

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???「____何があったかは分からないけど……ここは落ち着こ((???「もしかして……“ヒカル”!?」……え？」

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???「会いたかったわ、“ヒカル”!!!」

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