灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《78》 ページ32

美都「では、ホームルームを始めるわ。」
相変わらず淡々と述べる、先生。
美都「ウォータイムでは前回、ギガントの壁を攻略したわね？今回はまだラージドロイドがいる状態のまま……やはり、海道先生と話し合い、一旦は引く事に決めたわ。」
彼女はあまり人に感情を見せないがどう見ても悔しそうにしている。
美都「始まった瞬間、クラフトキャリアに戻りなさい。」
全『はい。』
美都「瀬名アラタ……勝手な行動は許さないわ。指示に従いなさい。」
アラタ「……はい。」
彼の返事する声が暗かった。

昨日の事まだ気にしてるのかな……？彼、いつも元気だから辛い事あっても堂々としてそうっていうイメージだったし……

美都「これで以上よ。またウォータイムでも説明します。」
それだけ言うと彼女は教室から出ていった。すると、教室内にいる生徒達の緊張がとけたようだった。
カイト「美都先生の言動がいちいち堅過ぎて疲れるよ。」
目を瞑りながら皮肉を飛ばす。それを聞いてるのは半分にも満たなかったからか、彼は舌打ちした。

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ｶﾞﾗｯ


強めに扉を開ける音に今まで会話があったのがすぐにしんと静まりかえる。
入ってきたのは猿田教官だった。

まぁ、あの先生だったら無理もないよね。

猿田「授業、始めるぞ。」

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____1時間目の授業は歴史。
いつも通り、アラタ君はここでもお構いなしに睡眠をとり始める。数分して猿田先生に気付かれ、怒られる……というのに今日は最後の最後まで彼の居眠りに先生は気付かなかった。

アラタ君、君は昨日の夜は何をしていたんだ……

ただ、呆れる事しかできない。普通は寝る方がおかしいのだから。
ヒカル「またか……」
隣の彼すらも溜め息をついている。これは日常茶飯事にすぎないのか誰もアラタ君を起こそうとはしなかった。

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あんなに気持ち良く寝られてちゃ……私も起こせないよ……

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