《76》☆ ページ30
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????「おい、セレディ先生に言わなくていいのか?」
????「何を?」
????「“魔法”を“解いた”事だよ。」
彼が周りに誰もいない事を確かめてから声を潜めて私に言った。
????「いいの。僕はもう、誰も傷つけたくないんだ。例え……
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僕が“セブンス”だとしても______」
????「いや、それは知ってるんだけどよ。ばれたらお前、退学になるんじゃねぇか?」
いつもは見せない心配そうな表情になる彼。
そんな顔……しないでよ。
僕は____退学を何回しても、彼女達にした事はもう、どんなに足掻いたとしても……消せないんだ。
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僕の“魔法”、もう一つの方を駆使したとしても。
僕は何で……こんな事しかできないの……?
人を傷つける為に僕は、生まれてきたの?
所詮は、セブンス……幸せにはなれやしない。
僕は____幸せに、なりたいのに……
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????「いい事考えた。」
ガリッと飴を噛み砕く音。
彼____キョウジは僕に向き直り、教室へと向かうのか僕の手首を強引に掴み、引っ張る。
????「キョウジ……?」
キョウジ「……お前にだけはここから出て貰いたい。」
小さい声呟き、彼は僕を見てふっと笑みを漏らす。
キョウジ「どうやら、俺はな……
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リオーネの事、好きみたいだ。」
リオーネ「!?」
僕の顔全体に熱がこもる。彼を凝視したまま、「嘘でしょ?」と笑ってみせる。
キョウジ「嘘じゃねえよ。だから、お前が幸せになるところ……見たいっての!///」
普段と違って照れながら言う彼が微笑ましい。
ありがとう、キョウジ。
君が心を持たない奴だと思ってたのは間違いだったよ。
リオーネ「でも、どうするの……?もう、逃げたいんだ。……君と。」
キョウジ「それって、告白の答えとして受け取っていいのか?」
恥ずかしそうに俯き、ぼそぼそと言う彼。
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君にも、そんな可愛いところあったんだね。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
8人がお気に入り
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籠。(プロフ) - 葉月さん» そう?ありがとう!///お姉さん欲しいよね!あまり居ないと悲しくなる…(´・_・`) (2013年10月29日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» いやいや、龍はいい人だよ!私のリアはちょっと崩壊寸前…(^^; おぉ、良いね!私もお姉さん欲しいな!アニメの事話せる。リア友は…、うん、こっちもダンウォ見てる人全然居ない…。 (2013年10月28日 1時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» 別の視点になってるって感じてくれるなんて嬉しい!o(*^▽^*)o私は良い人ではないよ><;;葉月ちゃん自身が私の妹だったらダンウォについて語れたのになぁ…;リア友とかダンウォ詳しく知らないらしいし…www (2013年10月24日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» んー…確かにアニメに似るとアレかもだけど、龍のはアニメに程よく沿ってて、アニメの物語を別の視点から見れる感じだよね♪あ、それと、本当に龍は良い人だね〜!リア友に龍がいれば良いのになwww (2013年10月24日 0時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» そうかな…アニメと似ちゃってるから私的には自分の小説はどうなんだろうwって思ってるwwwそんな事ないよ!><;;アドバイスさせて貰っただけでも嬉しいよ!/// (2013年10月23日 13時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作成日時:2013年10月16日 22時