《72》 ページ26
A「いいもん。ヒカル君なんか……嫌い!」
ヒカル「どうだっていいさ。嫌いでも好きでもウォータイムに支障がなければそれで構わない。」
くっ……余計な一言が無ければいいのに〜〜っ!!!
私は怒り顔のまま、もと座っていた場所に音をたてて腰をおろした。
一瞬、彼が後ろを振り返って私を睨んできたがそんな事はもう、どうでもよかった。
キヨカ「A、ごめん。タロットで占ったらうまくいきそうな感じだったんだけど……」
A「いいのよ、キヨカ。私、ヒカル君なんて興味無かったし。」
なんて言ってみたけれど、本当は胸が苦しいよ……
だって、せっかく友達になれそうだったのに……そんな時に私が自ら壊した。
____崩したんだ。
私から謝れば全て丸くおさまるのにどちらも張り合うからどうしても、先延ばしにしてしまう。
キヨカ「A____見えたわ。」
A「何を?」
キヨカ「これを見て。すぐにうまくいくから。」
彼女の言っている事が理解できないが恐らく、今の喧嘩っぽいものは解決する、と言ってもいいのだろう。そうして欲しい。現時点で息苦しいのだから。
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??「あれ、先客か。Aにキヨカに……ヒカル!?」
お団子結びをした女の子____ユノが驚いた様子で彼を見ていた。彼女はいつもなら通常の時間帯にやって来る。今日は珍しく早く来た、という事は何かあるのだろう。
ユノ「うーん、ヒカルがいるとこそこそ意外にガールズトークを聞かれそうだな〜。」
静かに言ったつもりだろうが、思いっきり声に出ていた。
ヒカル「ねえ、聞こえてたんだけど。」
怪訝そうにユノを見てから彼はまた前に向き直った。
ユノ「やだやだ。声に出てたのね。」
どうしてもいちいち言動がわざとらしいと思うのは私の気のせいなのだろうか。
彼女は私の横顔を見てからぼそりと耳元で呟いた。
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ユノ「____ねぇ、いつ告白するのよ……」
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身の毛がよだつとはまさにこの事だったのね……
いきなり過ぎて、身震いしてしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 葉月さん» そう?ありがとう!///お姉さん欲しいよね!あまり居ないと悲しくなる…(´・_・`) (2013年10月29日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» いやいや、龍はいい人だよ!私のリアはちょっと崩壊寸前…(^^; おぉ、良いね!私もお姉さん欲しいな!アニメの事話せる。リア友は…、うん、こっちもダンウォ見てる人全然居ない…。 (2013年10月28日 1時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» 別の視点になってるって感じてくれるなんて嬉しい!o(*^▽^*)o私は良い人ではないよ><;;葉月ちゃん自身が私の妹だったらダンウォについて語れたのになぁ…;リア友とかダンウォ詳しく知らないらしいし…www (2013年10月24日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» んー…確かにアニメに似るとアレかもだけど、龍のはアニメに程よく沿ってて、アニメの物語を別の視点から見れる感じだよね♪あ、それと、本当に龍は良い人だね〜!リア友に龍がいれば良いのになwww (2013年10月24日 0時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» そうかな…アニメと似ちゃってるから私的には自分の小説はどうなんだろうwって思ってるwwwそんな事ないよ!><;;アドバイスさせて貰っただけでも嬉しいよ!/// (2013年10月23日 13時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作成日時:2013年10月16日 22時