灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《70》 ページ24

ﾁｭﾝﾁｭﾝ______


朝は苦手だけど起きるしかないや。ふぁ……ねむ……

あくびをしていたら、いきなりCCMからバイブ音が。いつも通り、制服に突っ込んであるCCMを取り出してメールを確認する。

あれ、ユノからだ。

むむむ……どういう事なんだ______

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“A、A！聞いて!!“魔法”は“解けた”わ！今日から貴方も学校に行く事できるわよ〜！”

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明らかにテンションが高い事が窺える。今でもはしゃいでるかもしれない。

それにしても……こんな呆気なく“解かれた”のはおかしいわ。裏あるんじゃないの？

いや、でもユノの情報を嘗めちゃいけないね。ここは信じよう！

A「そうだ、着替えよ。」
呟いてからてきぱきと制服を着て、CCMと鞄を掴み、とても早いが食堂に行く事にした。
向かう途中、早起きのキヨカに会ったのは偶然という事にしておく。
キヨカ「あら、A……早いわね。おはよう。」
A「おはよ。キヨカ、眠たそうね？」
キヨカ「実は眠いの。で、どこに行くの？」
A「凄い早いけど食堂に……」
キヨカ「それは早過ぎ。」
笑いながら言われた。本当の事なのだが、少し頬を膨らませてしまった。
A「むーっ……やる事無いんだもの！」
キヨカ「分かった分かった。私もついていくわ。」
A「本当!?」
彼女は「ええ。」と柔和な物腰で返した。

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初めてキヨカと会った時よりも、彼女はよく人と接するようになったし、表情もユノやキャサリン程ではないが良くなった。

これが____環境の変化って奴かな……

そうだろうね。変わってないのは私だけか……

一人、肩を落としそうになったのは自分だけの秘密にしておく。
そうこう考えているうちにあっという間に着いていた。
久し振りではないのに、わくわくしているのは確か。

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ここのご飯、美味しいからね!!

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