《65》 ページ19
急いで自分の部屋に戻り、ぐったりしている様な面持ちを見せるミューゼをそっと机の上に置く。
あっ……いけない!!
そういえば、改良したりオーバーロードにも耐えられる作りにするにはラボを必要とするんだった、という事を思い出す。
A「ラボ……あ、第1小隊か。サクヤ君なら……大丈夫なんじゃないかな。」
まだというより、彼は恋愛感情として私を見てないから会っても大丈夫な筈だ。しかし、連絡先が無いのでラボを貸してくれるのは先になりそうだ。
ただでさえ、この事件で騒いでいるというのにこれ以上彼ら、彼女らに仕事を増やすなどできない。ミューゼの修理さえも先延ばしにするしかない。
ベッドに横たわり、まどろみ掛けていると部屋の外から何やら女子生徒の声が聞こえてきた。眠い目を擦り、大きめの窓から眼下の景色をぼーっと眺めていると外はオレンジ色の光に照らされていた。
夕焼け……久し振りに見たなぁ。綺麗……
覚めた目を細めて夕日を見ていると廊下でばたばたと走る足音。
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??「Aーーー!!いるー!?」
ああ、あの走っていた足音は私を探しているものだったのね。
って____ユノ!?
彼女は私の部屋の扉を何回も叩いて開けるのを催促していた。
A「開けたよ。」
ユノ「不機嫌ね。」
彼女までもむすっとした表情で言うのでちょっと笑ってしまった。ユノに「何がおかしいのよ。」という言葉を投げ掛けられたがスルーしておく。
A「用があって来たんじゃないの?」
ユノ「あっ、そうそう!今日ね、美都先生から聞いたの。……セレディ先生とAが対戦したっていう事。」
情報が出回るのが速過ぎる……くっ、セレディ先生めっ!留めておく事を頼むの忘れてた!!
ユノ「申し訳ないんだけど、セレディ先生って……誰?」
A「ん?」
ユノがセレディ先生を……知らない……!?
ユノ「あー……面倒くさそうだからいいや。で、Aは勝ってね!2回目は!!」
A「いいよ。セレディ先生に仕返し……したいし!」
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私の目には闘志の炎が揺らめいている様に思えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 葉月さん» そう?ありがとう!///お姉さん欲しいよね!あまり居ないと悲しくなる…(´・_・`) (2013年10月29日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» いやいや、龍はいい人だよ!私のリアはちょっと崩壊寸前…(^^; おぉ、良いね!私もお姉さん欲しいな!アニメの事話せる。リア友は…、うん、こっちもダンウォ見てる人全然居ない…。 (2013年10月28日 1時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» 別の視点になってるって感じてくれるなんて嬉しい!o(*^▽^*)o私は良い人ではないよ><;;葉月ちゃん自身が私の妹だったらダンウォについて語れたのになぁ…;リア友とかダンウォ詳しく知らないらしいし…www (2013年10月24日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 籠。さん» んー…確かにアニメに似るとアレかもだけど、龍のはアニメに程よく沿ってて、アニメの物語を別の視点から見れる感じだよね♪あ、それと、本当に龍は良い人だね〜!リア友に龍がいれば良いのになwww (2013年10月24日 0時) (レス) id: 50e1fc8928 (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 葉月さん» そうかな…アニメと似ちゃってるから私的には自分の小説はどうなんだろうwって思ってるwwwそんな事ないよ!><;;アドバイスさせて貰っただけでも嬉しいよ!/// (2013年10月23日 13時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作成日時:2013年10月16日 22時