灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《64》 ページ18

セレディ「君は____“華麗なる惑わしの女神”じゃなかったの？」
冷たい目で私を見ながら嘲笑う様にそう言った。
セレディ「その程度か……メカニック専門だから仕方無いのかな？」

……私がまだまだ弱いのもあるけど、セレディ先生が強過ぎる。

こうして話している最中にもアキレス・ディードはダークシューターを構えてこちらへ飛んでくるのをかわす事で精一杯。かれこれ数10分にわたってずっと続いている。

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セレディ「もうそろそろ……いいよね？」

不敵に笑みを浮かべて____発動される。

『アタックファンクション、“ブラックストーム”』

轟ッと竜巻が現れ、稲妻はほとばしり、私ごと巻き込まれた。
私はそんなに負傷は無いものの……

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ミューゼが____重傷だ。

良かった、ミューゼ……Lostしてないわ。

時々、機体からびりっと音がしてくるが、何とか少しでも動かせるようだ。
でも、動きは鈍い。必殺ファンクションを繰り出したところで相手に届く事を知ってか知らずか、愛機は即座にダウンしてしまった。
A「ミューゼ！」
操作をしても動かないものを抱き締めて、撫でた。
A「ごめんね、ミューゼ……」
セレディ「くだらないね。LBXに愛を注ぐなんて。」
そう言い放った彼は去っていく間際に一言、
セレディ「くだらな過ぎるからリオーネちゃんに“魔法”を“解く”ように伝えてあげる。あー、馬鹿馬鹿しいね。」
ぶつぶつ言っているので最後は何を言っているか分からなかったが、どうやら“魔法”を“解いて”くれるらしい。

____くだらないのは、セレディ先生の方よ。

プレイヤーがLBXに愛情を注ぐのは当然の事。

例え、心が無くても、表情が無くても、パートナーだ。

壊されちゃったけどすぐ直してあげるからね。

ふふふ……今度は普通には直さないわ。

そう、改良するの______

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私の愛棒は____ミューゼ・リリィとなる……

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待っててね、ミューゼ！

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