灰原ユウヤの弟…ではなく、妹は女好き系美少女なんです。[part2]【ダンボール戦機WARS】

《61》☆ ページ15

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????「もういいでしょ!?」
????「いいや、面白いからこのままにしとけ。直々、あの先生も考えるだろ。明かしに行くだろうし。」
????「……“解い”ちゃいけないの？」
????「当たり前だ。何の為にかけたと思ってるんだよ。」

キョウジの馬鹿……!!

なんて、表じゃそうそう言えない。

????「セレディ先生、伝えるの遅くなりそうだから僕が行く。」
キョウジ「先生に逆らう気か？」
????「うん。僕はもともとここにいるべきじゃないもの。」
キョウジ「お前はもっと人に必要とされてる事知った方がいいぜ。実は俺……

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____リオーネの事気になってるしな。」

彼のそういう偽りの言葉は嫌いだ。最初は照れそうになったが後で気付いた。

そう言って、僕をここから逃がさない、という事を。

現にここを出たとしても行き場が無いので結局、逃げられる訳無いのだが。
リオーネ「ところで、キョウジはいつからそんな事言うようになったの？」
キョウジ「さあな。最近じゃないか？」
リオーネ「ふーん……。セレディ先生どこ行ったの？これじゃ授業できない！」
キョウジ「俺は別にLBXバトルができればそれでいいけどな。ていうかお前さ……ジェノックに戻りたいと思わねえの？」
口に含んでいた棒付きキャンディを手に取って、僕に向けてきた。

戻りたい。戻りたいけど______

戻れなくさせてるのは紛れもなく、キョウジとセレディ先生じゃない！

リオーネ「戻りたい。」
キョウジ「ならよ、前にセレディ先生が考えた良い案があるからそれでいこうぜ？」

やっぱり、逆らえないか……

引き受けたいと思わない気持ちで溜め息をついて、「で、何なの？」と聞いてみる。

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キョウジ「____ジェノックに転じろ。情報収集をするだけして……去れ。」

彼がにたりと笑うので愉快なのだと悟った。

全く……ここの人達は何となく僕を丁重に扱ってるけどやる事や考える事が卑劣過ぎるよ……

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僕は……どうすればいいの？______

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