私達の死因は「大きくなったから」

あとがき ページ15

Aさん、この作品を読んで下さり、ありがとうございます。
この作品は、殺処分について書かせていただきました。
作中に出てくる子達のように人間の利己的な考えのせいで苦しい思いをしながら最期を迎える子達がたくさんいます。
例えば、ペットショップで売られている子達。
「飼いたい」って思いますよね。
でも、散歩に連れていける時間がありますか？
遊んであげられる時間はありますか？
経済的な余裕はありますか？
「散歩くらい、、、。」「別に遊ばなくても一人で遊ぶでしょ」と思っていると、犬・猫はストレスが溜まってイライラして、結果的に凶暴になり、人や犬を噛んでしまい、保健所行きになる子もいます。
なら、「飼わない」というのも一つの愛情ではないでしょうか。
もし、飼うのであれば、ブリーダーから直接引き取ることや、里親で引き取ることも考えてみてはいかがでしょうか。
里親の募集の子は、心に傷を抱えていて、心を開いてくれないこともありますが、根気強く、愛情をもって接してあげることができれば、きっと心を開いてくれるはずです。
「捨てないで」と言うのは簡単なことです。
でも、「捨てさせないために」と、実行するのはとても難しいことです。

私は、この作品を通して、改めてペットとの向き合い方を考えていただけたら幸いです。
どうか、殺処分された子達が安らかに眠れますように。
2017.3.31 rotty0527

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