【d!】ちょっと何言ってるか分からない (ページ5)

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私の腕を掴み、ズンズンと廊下を突き進んでいくコネシマ

周りの人達は驚いているのか、モーゼの十戒で海が割れた様にして人混みが割れていく

「ちょｯ、コネシマ！！うで、腕痛い！！」

道的に屋上に行くのだと思うが、引っ張られている上にギシギシと言っている腕が痛く、思わず声を出してしまった

コネシマはハッとした様な顔になり手を離す

「……ッあ、スマン…………」

「いいよ、態とじゃないなら」

泣きそうになるコネシマにそう言うとホッとした様な顔になり、次は手を繋ぎ指を絡めて道のりを進んで行った

　
所変わって場所は屋上

周りには目を見張る程の美人さん達

両手に花とも言える、この状況に私は冷や汗をかいてしまう

文面から分かる通り生徒会の方々が周りに集まっていた

見たことあるような面々を見渡すが、あの紫は居ないようでホッと息を吐いた

「えっとぉ……シッマ、そちらの方は…？？」

「幼馴染」

少し困惑した様な、黒髪赤目のイケメンに即答する私の幼馴染

生徒会の方々は、知らなかったのか驚いている

急ではあるが私も驚いているので両思いだ、と思考回路が可笑しくなってしまった