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tn「お前等、医務室に入る時は静かにしろや。それにゾムに至ってはホラーやからな」
sya「まぁまぁトントンそう怒んなよ。俺等やってグルッペンと兄貴が心配なんやから」
zm「それに俺は兄さんに出会う時は大概こうやっとるから今更驚く事も無いやろ。な？兄さん」
小声で「あ、ぺ神胃痛がするんやけど…」と嘆いて座り込んでいるトントンを気にする事なくゾムが僕にまたがって顔を近づけて聞いてくる。
うん、ゾムがこうやって現れるのはいつもの事だけど久しぶりだったから驚いたよ…
だけどそう言うとゾムは落ち込んじゃうから笑顔で応える。
『うん。時より秘密通路使って現れたりする時も面白くて好きだよ』
ut「うわっ、どうしたんこれ。ドアが壊れとるやん」
ふと入り口をみると遅れてやって来た内の鬱先生がドアをまじまじと見ながら「え〜何事？」と呟いていて、その隣ではロボロが「これ、多分あれちゃうか？」と鬱先生に話しかけていた。
鬱先生の言葉で用件を思い出したのかトントンが立ち上がってコネシマに詰め寄ると僕からは顔が見えなくてよく分からなかったけど、トントンの顔を見たコネシマの形相が瞬く間に変わった。
tn「そういやシッマ？最近ナイフが減ったりせんかったか？」
kn「え、まぁ、うん。ポッケに入れとった筈のナイフがないから落としたんかなぁって…」
tn「アホかお前、なんでポケットにナイフ入れるん⁉それのせいでまた今日も脱走劇したんやからな！罰として書類増加、期限短縮や。兄さんからの手助けは厳禁な」
トントンが冷酷にそう告げると、コネシマは声になってない小さな断末魔をあげてその場にへたり込んだ。
すると多分、いや絶対シャオロンとショッピ君のだと思う笑い声や「乙で〜す」などの声が聞こえてくる。
ci「兄さんとグルッペンさんはよく懲りずに脱走しますね。と言うか今までかなり無茶苦茶してますよね？」
rbr「ホンマやぞ。医務室には患者のためにカメラを置くなって言われとるから中は分からんとして、三日に一度単位で包帯グルグルの二人組が本当に怪我してんのか？って勢いで廊下走っとるんやからな」
os「でも前々回が一番酷かったやろ」
オスマンが僕の上に乗ってるゾムを引き剥がすとボサボサになってた髪を整えてくれながらそう言った。
ht「確か脱走しない様玩具の手錠をつけてたら部屋に置いてある銃を見つけ出して手錠を壊して脱走だっけ？」
em「あれはすぐに分かりましたが一番肝が冷えましたよね…」
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raaami - これ本当に神作でした。爆笑したり涙目になりながら見てましたｗ (2021年11月18日 21時) (
レス) @page21 id: 0c25e5a716 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 面白い！！！！！好きです！完結スッキリしたw (2020年3月24日 15時) (レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - でぃちゃさん» 気付くのが遅くなってすみません。でぃちゃさんの言う通り「時より」ではなくて「時折」でした！教えて頂きありがとうございます！ (2020年3月16日 19時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
でぃちゃ(プロフ) - 作者様の書く物語に一喜一憂しつついつもとても楽しく読ませていただいています。ところで、もし間違いなら私の浅学を笑って頂ければと思うのですが時たま「ときより」という表現を見かけるのですが「ときおり(時折)」の間違いかと。これからも更新楽しみにしています (2020年3月13日 19時) (レス) id: 0e9c842430 (このIDを非表示/違反報告)
すこ - 面白い物語をありがとうございました (2020年2月16日 3時) (レス) id: 73c5ecbfda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月30日 22時
