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『で、何の用?耀哉。用がなくって私を呼ぶわけ無いわよね。』

少し圧を掛けて言ってみる。

「そうだね…用、では無いかも知れないけど、Aには柱の子達と一緒に鍛錬して欲しいんだ。」

…耀哉には圧は通じないのね。
それにしても…柱との鍛錬、ね。

『フフッ…良いわ。上弦の事も教えてあげましょうか。
 胡蝶さんには鬼に効く毒の作り方も。…嗚呼、珠世も呼んで頂戴ね。』

柱がそれで良いのなら、と付け足す。
鬼の始祖と鍛錬したい鬼殺隊の隊士がいるのならね。

「ありがとう、A。嗚呼、そうだ。期待している隊士がいるんだけど、」
『その子達とも会ってくれないか、…で合ってるかしら?』

耀哉の話を遮って話す。耀哉が期待すると言う事は余程凄いんでしょうね。

「ふふ、そうだよ、合っている。彼は下弦の伍を倒すところまで追い詰めた。まだ癸の隊士がだ。それに―」

まあ。癸の隊士なのに、累をねぇ…
下弦も落ちたものね。癸に殺られるなんて…。
今度無惨と話して会議を開きましょうかね。

「―彼は鬼となった妹を連れているんだ。」
『え、』

鬼の妹を…?私が鬼となってから一度も自我を保った鬼を見た事が無いのに…。

『それは本当?是非とも会わせて頂戴。話がしたいわ。』
「そう言うと思ったよ。しのぶとカナエがいる“蝶屋敷”にいるから行っておいで。
 しのぶは賛成してくれているみたいだしね。」
『わかったわ。ありがとう、耀哉。』








♢・―・♢




その子には期待が出来るわ


この憎い憎い鬼という運命に


終止符を打ってくれると思う


私は死んでも良いから―


鬼なんか存在しない


平和な世界を創ってくれる



そう信じて―……




♢・―・♢

玖→←漆



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栗月(プロフ) - .+:。春の七草。:+.さん» コメントありがとうございます!更新くっそ遅いですが()よろしくお願いします! (2021年8月4日 15時) (レス) id: e209c39f38 (このIDを非表示/違反報告)
.+:。春の七草。:+. - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2021年8月4日 13時) (レス) id: e8d1dd07fa (このIDを非表示/違反報告)
栗月(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます!引き続き亀更新になると思いますが、よろしくお願いします! (2021年7月5日 18時) (レス) id: e209c39f38 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 更新楽しみに待ってます! (2021年7月5日 14時) (レス) id: b281d17f3d (このIDを非表示/違反報告)
栗月(プロフ) - 李猫さん» コメントありがとうございます!頑張ります…! (2021年3月13日 14時) (レス) id: 4d1d493798 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗月 | 作者ホームページ:×  
作成日時:2020年11月21日 7時

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