4話 ページ6
現場に着くと、盾を二重にしたものを右手で支えながら左手で銃対員の怪我を押さえている警察官の姿が目に入った。その警察官もまた銃弾が掠め、怪我をしていた。
A「早く治療しないと・・・」
一號「くっそぉ！俺の前じゃ、絶対ぇ死なせねえ！」
警察官の叫びに香椎隊長が固まった気がした。
A「香椎隊長？」
私が呟いたと同時に香椎隊長の携帯がなった。
香椎「俺だ」
速田『現着しました。興津所有のレジャーボートに、マル被3名と人質がいます。人質の無事は梶尾が現認しています』
香椎「現場の警官にはSATの別動隊ということで天城次官が話を通してある。こっちは一刻を争う状況だ、すぐにカタをつけろ」
速田『了解。二分でケリをつけます』
香椎隊長が電話を切ると、盾を固定していたベルトに銃弾があたり外側の盾が傾いた。
するとタイミング良く隊長の携帯が鳴った。香椎隊長に目で合図され装甲車にのる。失敗したなんて連絡は来ないことは知ってる。
速田『人質確保しました』
香椎「わかった」
そういうと今まで我慢していたSATに突入のGoがかかる。SATの手よってビル内に強制的に戻されたマル被達を見て、装甲車をビルと二人の警察官の間に入れる。その間に銃対員は仲間によって連れていかれ、警察官の彼だけがその場に残され倒れた。
香椎「おい、大丈夫か？！」
一號「大丈夫ッス・・・！」
A「すぐに止血を・・・」
ガーゼを傷口に当て止血しようといた瞬間、なんの前触れもなく落ちてきた物によって動きが止まった。
A「っ？！手榴弾？！」
とっさに警察官を庇うように体を伏せる。香椎隊長は盾を手榴弾の方に向ける。
A「(これで防げたら奇跡！)」
思わず目を瞑る。
一拍おいて上の方で手榴弾が爆発した。
A「えっ・・・？」
思ったよりも上の方で爆発したことに不思議に思い見上げる。銃口を此方に向けているライフルが目に入った。
A「(ライフルで手榴弾を弾いて飛ばしてくれたの？)」
誰かわからないけど助けてくれたのだと思い頭を下げる。
まさか、その行動で彼に気付かれているとも知らずに・・・
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
