47話 ページ49
正木達が逃走し、救援部隊が駆けつけた。
横川「Aを早く探して！」
救出された横川が神御蔵に焦るように言った。
一號「わかってますって」
横川「怪我をしてるの。早くしないと手遅れになるかもしれない・・・」
蘇我「っ？！Aっ！」
横川の言葉に急いで彼女の姿を探す。普段の蘇我を知るものなら誰もが驚く程彼は取り乱していた。
一號「蘇我！」
神御蔵の言葉を背に受けたが、彼は構わずに彼女を探しに走った。
この部屋に入れられてどの位の時間がたっただろうか。撃たれた左足は熱を持ち、体にはもうすでに力が入らなかった。先程銃声が何発か聞こえた。おそらく特殊部隊が突入したんだと思う。
A「秋さん、無事かな・・・」
テロリストに暴行されていた姿が脳裏に呼び起こされる。自分の怪我よりよっぽど重症だった。私が弱いから秋さんまで巻き込んでしまった。
A「ごめんなさい・・・」
謝ったところで秋さんはきっと笑い飛ばすだろうけど。
だんだん目蓋が重くなってきて視界が悪くなってきた。
A「・・・伊織」
ふいに心配性な幼馴染みの姿を思い出す。今回の突入にもおそらく参加しているだろう。あの事件から彼は笑わなくなった。さぁちゃんを殺した男を斃したい一心で警察官になり、神の領域まで上り詰めた。そんな彼が口にした我が儘。『俺の前から居なくなるな』という約束。守り通したかったのに、ごめんね・・・守れないかもしれない――心の中で謝りながら静かに目を閉じた。
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
