45話 ページ47
蘇我「伏せろ！」
叫ぶと同時に正木に向け発砲する。
蘇我「早くマル害を！」
神御蔵に横川さんを任せ、嵐さんの体を支え、発砲しながら後ろに下がり物陰に隠れる。
蘇我「偵察班より基地局、基地局！くそっ！」
銃弾を充填しながら相手の様子を伺う。横川さんと一緒にいるはずのAの姿が見えなかった事で余計に焦る。
蘇我「(落ち着け、落ち着け・・・)」
一號「しっかりして下さい！」
神御蔵の声に我に返る。今は目の前の奴をどうにかしなければならない。
嵐「俺の事はいい。早く横川警視を連れてけよ」
横川「喋らないで。ナイクラッド弾が内蔵を切り裂いてるの」
蘇我「ナイクラッド弾？！」
一號「俺が背負って運びます」
蘇我「馬鹿言うな。あいつの的になるだけだ」
一號「じゃあどうすれば！」
どうすべきか考えていると、嵐さんが苦しそうな息の下から言葉を紡ぐ。
嵐「ミッドナイトエントリー、それしかねぇだろ」
その言葉に一瞬目を開くが、直ぐに否定の言葉を続ける。
蘇我「嵐さん、それは・・・」
嵐「やるんだよ。お前ら二人で」
蘇我「・・・無理です。こいつは俺達とは違う」
嵐「蘇我ぁ！」
蘇我「こいつは銃を持っていません！」
言い争いをしている間に、正木が充填を終える。Aの存在が頭にちらつく。
蘇我「救援を待つか、俺一人で奴を・・・」
言いかけた言葉を止めた。神御蔵が俺の腕を掴んだからだ。
一號「指示してくれよ、どうすりゃあいいのか。SATもNPSも関係ねぇ。今ここで横川さんと嵐さん助けんのが俺等の役目だろうが！」
真剣な目をしながら言う神御蔵を見返す。こいつに出来るのか？失敗すればAは・・・
一號「蘇我ぁ！」
しかし他に良い手があるかと聞かれればない。神御蔵を見据えながら、掴まれた腕を振りほどく。
蘇我「出来るのか、本当に」
真っ直ぐな覚悟の決まった目で神御蔵は見てきた。それが返事だと言うのか。
蘇我「・・・失敗は許さん」
俺がそう言うと神御蔵は力強く頷いた。
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
