42話 ページ44
平成島倉庫街
北側ゲートにて梶尾がポインターに横川の臭いを覚えさせ、ゲートを開けると、周りを警戒しながら進んでいく。同時刻、SAT偵察班も警戒しながら南側ゲートより進んでいた。
男『お客さんだ。南側がSAT、北側がNPS』
正木『了解』
無線でやりとりした正木が横川の前に立つ。
横川「SATとNPS相手に本気でやり合うつもり？」
横川の言葉に正木は嬉しそう返す。
正木「あぁ、全ては計画通りだよ・・・はじめようか」
正木の不敵な笑顔にAの背中に嫌な汗が流れた。
NPSは順調に進んでいた。ある地点に差し掛かるとポインターが何かに反応した。警戒しながら進んでいくと突然ポインターが走り出す。
梶尾「ポインター？！」
古橋「何か見つけたかポイ公」
トラックの陰から出ると突然２発の銃声が響き、梶尾がその場に倒れた。
香椎「どうした？！」
速田「11時の方角より銃撃。ハンドラーが被弾しました！」
報告しながら速田と神御蔵で梶尾をトラックの陰へ引き摺りながら運ぶ。
香椎「状況は？」
古橋「ハンドラーが左腕を被弾。副官が止血処置中です」
速田に止血処置を受けていた梶尾が苦しい息を抑え口を開く。
梶尾「副官。ポインターの足取りは、あの13番倉庫の前で確かなものになっていました。間違いありません、横川さん達はあそこに居ます」
速田「わかった」
梶尾の報告に神御蔵が13番倉庫を見上げた。
SAT基地局にNPSが銃撃にあったことが伝えられた。
中丸「わかった。SAT基地局より偵察班。NPSの隊員がマル被により銃撃、被弾した。そちらも充分警戒するように」
蘇我「被弾したのは突一ですか？」
中丸「いや、ハンドラーだ」
蘇我「・・・」
中丸隊長の返答に蘇我は違和感を感じた。
中丸「どうした」
蘇我「マル被の標的はNPSの突一のはず。なのに別の隊員を狙撃し、おそらくわざと撃ち損じている。負傷者を出す事で仲間の足止め、突一を孤立させるためではないかと・・・」
同時刻、正木が銃を横川に向けていた。
横川「っ！！」
A「やめてっ！秋さんは神御蔵くんをおびき寄せる為の人質じゃないの？！」
正木「お前の役目は終わった」
正木の冷たい声が響いた。
A「秋さん！」
Aの悲鳴に近い叫びは、正木の銃の発砲音に書き消されていった。
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
