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38話 ページ40

横川「一体何が狙いよ。どんな目的でこんな事を・・・」
正木は何も言わずにテレビの画面を見ていた。そこにはインタビューを受ける神御蔵くんの姿が映っていた。
A「え・・・」
正木「日本の警察も随分砕けてきたね。カメラの前に特殊部隊の顔を晒して」
横川「ちょっ、ちょっと待ってよ。あんたっ」
秋さんが何かを言いかけた時、数人の足音が此方に向かって来た。
男『M、警察の連中が・・・』
英語で話し掛けた男が言葉を切り、笑いながら片言の日本語で話した。
男「ケイサツガウゴキダシタゾ」
正木『お前みたいな面構えと図体じゃ、日本人には見えないよ』
英語で返事をしながら男達の方に歩いていき見渡した。
正木『それじゃあ、準備を始めよう』
正木がそう言うと箱の中から様々な銃を取りだし何かの準備を始めた。
A「一体何をしようというの・・・」
横川「はっ、M・・・」
一人の男が秋さんの髪を掴んで投げ飛ばした。投げ出された体は壁に激突し力なく倒れる。
A「秋さん!」
続けざまに秋さんに暴行を加え続ける男の横を、ネクタイを外しながら涼しい顔で通り過ぎ此方に歩いてくる正木。
A「やめてっ!おねがい、止めさせて!」
正木「それは聞けないな。アイツには重要な役目がある」
A「役目?」
正木「神御蔵一號を誘き出すという大事な役目がな」
A「神御蔵くんを・・・?」
ニヤリと笑う正木に恐怖を感じた。秋さんは相変わらず殴られる続けてる。私はまた何も出来ないの?!あの時と同じ様に目の前で起きている事をただ見ている事しか出来ないの?!
唇を噛み、握る手に力を入れて自分の無力さを恨むことしか出来なかった。

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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 10時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます!こんな作品を面白いと言ってくださって!頑張って更新していきます!! (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました!続きがきになります!続編頑張って下さい、応援してます! (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください! (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです!これからも頑張ってください!!応援してます!! (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2014年5月20日 17時

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