37話 ページ39
中丸「どういう事だそれは？」
中丸隊長が報告に来た隊員に詰め寄った。
隊員「申し上げた通りです。エントリー会場に向かっていた車が何者かの襲撃され、運転手のSAT隊員と共に横川警視と幸村隊員が拉致されました」
蘇我「っ？！」
香椎「横川とAが？！」
官僚「おいおい随分とリアルな筋書きだな、もう始まっているのかね？」
呑気に会話する官僚達に怒りを覚えながら隊長を見る。
中丸「いいえ、これは現実です！」
隊長の言葉に心臓を握り潰される様だった。
蘇我「(A・・・！)」
握る手に力が入る。
霧山「これ程鮮やかに警察関係者を拉致、連行出来る。こんな作戦を実行出来るのは極わずかだ」
蘇我「それは？」
勿体ぶるような話し方にイラつきを隠しながら聞く。
霧山「いよいよ動き出しましたね、この日本で。国際テロリストが」
一號「国際テロリスト？」
蘇我「・・・」
テロリストだろうと何だろうと、俺は絶対にAを死なせない。必ず、俺の手で救い出す！心の中で誓い、握る手に力を込めた。
中丸「先程、運転手の白川が発見されました。その状況から横川、幸村は襲撃時のトラックで連れ去られたものと推測されます」
山中「白川が制圧されるなんて」
上野「柔道３段、剣道5段。新人とはいえ、れっきとしたSAT隊員ですよ？！」
中丸「相手はそれだけの実力を備えた相手だという事だ」
中丸隊長の言葉に皆押し黙った。
天城「さて、そうなると警察関係者を拉致した目的が気になりますね」
霧山「まず捜査本部を立ち上げないとね」
しかし、警備課長が極秘に処理をすると言い出した。面子の事しか考えられない官僚に怒りしか出ない。
警長「指揮は私が直接とる。SAT本部に移動して、そこに現場警備本部を設置する。直ぐに準備しろ」
言い捨てる警備課長に神御蔵が声を上げるが、直ぐに香椎隊長によって制された。
香椎「一號、移動の準備だ」
一號「でも横川さん達が・・・！」
香椎「大丈夫だ。あいつらはそんなに簡単に死ぬたまじゃない」
そう言うと部屋を後にした。残された神御蔵は歯を食い縛り憤りを感じていたが、足早に部屋を去った。
蘇我「(死なせるものか、絶対に！)」
焦る気持ちを押し殺してSAT本部に移動した。
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
