13話 ページ15
トレーニングルームで、古橋さんと梶尾さんは器具を使って筋トレ、速田さんと神御蔵くんは組手をして汗を流していた。私はランニングマシーンて体力作り。やはり男女で体力の差が出てしまうため、速田さんに基礎体力作りを言い渡されたのだ。
一號「何か、気合い入んないッスねぇ。ここんとこ事件も無いし」
懸垂しながら言う神御蔵くんに、呆れ顔で突っ込む古橋さん。
古橋「おめぇ、ほんとバカ。俺らが出なきゃいけない事件がそうそう起きてたまっかよ」
一號「そりゃ解ってますけど、何て言うか特殊部隊っていつもピシッとしてるイメージがあったっていうか・・・」
梶尾「そんなピシッとした部隊じゃ入隊出来ませんよ、一號くんは」
一號「あぁ、梶尾さんひっでぇ〜」
ピシッとした部隊に所属している蘇我くんは、今もピシッと仕事をしているだろう。その姿を想像して思わず笑ってしまう。
A「クスクス」
思わず笑うと神御蔵が噛みついてきた。
一號「何で笑うんスか！」
A「ごめんごめん」
速田「ピシッとするのは必要な時だけでいい。それより、こういう緩んでいる時こそ守秘義務を徹底しろよ、神御蔵」
いきなり名前を呼ばれて少したじろぐ神御蔵くんに、また笑いが込み上げる。
一號「そりゃ、もちろんッスよ」
速田「特殊部隊の機密保持は一般の警察官より厳格だ。特に我々NPSは新設部隊だからな。家族や友人にうっかり口を滑らせました、何てことになるなよ」
一號「でも、ぶっちゃけ苦手なんッスよね、隠し事とかすんの・・・」
速田「だろうな。はっきり言って物凄く不安だ」
眼鏡をクイッとあげ、部屋から立ち去る速田さんに少し恐怖を覚えたのは私だけじゃないはず。
一號「そんなストレートに言わなくても・・・」
A「まっ、素直な所は神御蔵くんの良いところだけどね」
肩をポンと叩きながら言うと、彼は少し照れくさそうな顔をした。後ろで古橋さんと梶尾さんが何か企んでいる様なので、私も早々に部屋を出た。
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マナ - 雪華さん» こんにちは…聞いてもいいですか？ (2021年7月17日 10時) (
レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - M・Sさん» ありがとうございます！こんな作品を面白いと言ってくださって！頑張って更新していきます！！ (2014年6月8日 18時) (レス) id: 017fc2355a (このIDを非表示/違反報告)
M・S(プロフ) - すごく面白くて、一気に読んでしまいました！続きがきになります！続編頑張って下さい、応援してます！ (2014年6月8日 17時) (レス) id: f9726902e1 (このIDを非表示/違反報告)
愛歌(プロフ) - 続きが気になります♪更新頑張ってください！ (2014年6月6日 0時) (レス) id: 6931f89d5d (このIDを非表示/違反報告)
茉乃音 - 面白いです！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2014年6月2日 18時) (レス) id: 0d8e8f0117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2014年5月20日 17時
