番外編:白雪姫と七人の王子様�� ページ6
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樹「あー、なるほどね。確かにあの2人って白雪姫にくっそ甘いもんな」
風「だからこれ(お転婆)が出来上がったワケだし」
樹「そうだ。俺らの国に来る？」
風「いいね。とりあえず留学ってコトで来て、そのうち俺と結婚すればいいでしょ」
樹「は？結婚するなら俺とでしょ」
風「なんでだよ。俺の方がコイツと仲良いし？」
樹「ぜーったい、俺のが懐かれてる」
樹王子と風磨王子は白雪姫を置いてけぼりに、ケンカを始めてしまいました。困った白雪姫は、とりあえず森を進むことにしました。
東側に進んできた白雪姫は木の根に引っかかって転びそうになってしまいます。顔から転ぶ！と覚悟しましたが、白雪姫が転ぶことはありませんでした。
北「あっっぶな！！気をつけなよ」
「え？ありがとうございます･･･？」
聡「お姫様ケガはない？」
「はい。助けてくれてありがとうございました」
転びそうな白雪姫を後ろから抱きとめて助けてくれた男と、跪いて手を差し伸べてくれた男に白雪姫はふかくふかくお辞儀をしました。
北「聞いていたとおりかなりのお転婆姫だな」
「えっ、私のことご存知なんですか？」
聡「こんなにキレイな黒髪の女性は珍しいから」
「ああ･･･なるほど。あの、後できちんとお礼をしたいのでお名前を教えてもらえませんか？」
聡「僕はこの先の東の国の王子で聡って言うんだ」
北「同じく東の国の王子の北斗」
助けてくれた人たちが王子様とはとんでもない偶然です。白雪姫はとってもビックリしました。これはきちんとお礼をしないと国際問題になってしまいます。
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作者名：38 | 作成日時：2022年8月4日 2時
